SeeQVault非搭載機種を選ぶかどうかは「要検討」


前述したように、SeeQVaultを搭載したブルーレイレコーダーでは、録画した番組の自由度が低くなります。しかし、SeeQVaultを搭載していないブルーレイレコーダーも一概におすすめとは言えません。SeeQVault非搭載機種を選ぶかどうかは、「要検討」です。

SeeQVault非搭載機種を選ぶメリット
SeeQVault非搭載機種を選ぶメリットは、録画した番組を他のデバイスに移動させることができること。そのため、自分の好きなデバイスで録画番組を視聴でき、録画した番組の管理や整理もしやすくなります。

SeeQVault非搭載機種を選ぶデメリット
SeeQVault非搭載機種では、録画した番組を他のデバイスに移動させることができますが、その際には著作権に注意しなければなりません。録画した番組は、個人的な視聴目的でのみ使用可能で、ネット上にアップロードしたり、他人に配布したりすることは違法です。

また録画した番組を移動させるとデータの圧縮や変換が行われることがありますが、その場合は録画した番組の画質が低下する可能性があります。

ブルーレイレコーダーを買うなら逆にどれがおすすめ?

買ってはいけないブルーレイレコーダーの特徴や具体例を紹介しました。一方、逆におすすめのブルーレイレコーダーの特徴をご紹介します。

では、これらの特徴に合致するおすすめのブルーレイレコーダーの具体例を3つ紹介します。

【パナソニック】DMR-4X602

買ってはいけないブルーレイレコーダー3選と失敗しない選び方、おすすめ機種
(画像=DMR-4X602は、4Kチューナーを内蔵した全自動ブルーレイレコーダーです。自動録画と消去機能により、ネット動画のようにテレビ番組を楽しむことができます。また、この機種は2基の4K衛星放送対応チューナーを搭載。AIが好みを分析して、見たい番組をおすすめする「おすすめ録画一覧」機能もあります (画像は「Panasonic公式サイト」より引用),『オトナライフ』より 引用)

【ソニー】BDZ-ZW1800

買ってはいけないブルーレイレコーダー3選と失敗しない選び方、おすすめ機種
(画像=BDZ-ZW1800は、ソニーの1TBブルーレイディスクレコーダー。2つのチューナーを備えており、最大2番組を同時に録画できます。また、ソニーのアプリ「Video&TV SideView」を使用すれば、放送中の番組や録画した番組をスマホを使って好きな場所で視聴可能。さらにドラマの初回や最終回だけ放送延長されても、追跡して録画できます (画像は「SONY公式サイト」より引用),『オトナライフ』より 引用)

【SHARP】4B-C20DT3

買ってはいけないブルーレイレコーダー3選と失敗しない選び方、おすすめ機種
(画像=4B-C20DT3は、シャープのAQUOS 4K レコーダー。2TBのハードディスクを搭載しており、4K放送2番組を含む3番組を同時に長時間録画できます。また、シャープ独自の画像処理回路「5upコンバーターPRO」を搭載しており、地上デジタル放送も 4K 放送級の美しさで楽しむことができます。さらに高画質圧縮技術「HEVC」により、4K 放送を4K 解像度のまま長時間録画・ダビングできます (画像は「SHARP公式サイト」より引用),『オトナライフ』より 引用)

【詳細】ブルーレイレコーダーを購入するときのポイント

おすすめのブルーレイレコーダーの特徴や具体例を紹介しましたが、それでもまだ迷ってしまう場合もあるかもしれません。そこで、ブルーレイレコーダーを購入するときに注意すべきポイントを5つ紹介します。

【1】HDD容量
HDD容量とは、ブルーレイレコーダー内に搭載されているハードディスクドライブ(HDD)の容量のことです。HDD容量が大きいほど、録画した番組を多く保存できます。

一般的には、HDD容量が1TBあれば約300時間の4K番組や約600時間のフルハイビジョン番組を録画できます。しかし、録画した番組を長期間保存したい場合や、多くの番組を録画したい場合は、HDD容量が2TB以上のブルーレイレコーダーを選ぶことをおすすめします。

【2】チューナー数
冒頭でもご紹介した通り、チューナー数は家族の人数分以上がベター。一方、チューナー数が多いほど、価格も高くなります。そのため、自分の視聴の嗜好や予算に合わせて、必要なチューナー数を見極めることが大切です。

【3】録画用の圧縮技術は搭載されているか
録画用の圧縮技術とは、録画した番組の画質を落とさずにデータサイズを小さくする技術のこと。録画用の圧縮技術が搭載されているブルーレイレコーダーでは、HDD容量を節約できます。

一般的には、録画用の圧縮技術としてHEVC(High Efficiency Video Coding)という技術が用いられ、従来の圧縮技術よりも約半分のデータサイズで同じ画質となります。たとえば、HEVCを搭載したブルーレイレコーダーでは、1時間分の4K番組を約10GBで録画可能。しかし、HEVCを搭載していないブルーレイレコーダーでは、1時間分の4K番組を約20GBで録画する必要があります。

【4】全自動録画に対応しているか
全自動録画とは、複数のチャンネルを自動ですべて録画する機能。たとえば筆者が自宅で使用しているレコーダーは最大6チャンネルを自動録画してくれるという機種で、録画は7日間保存され、自動で消去されます。

録画のし忘れの心配がなく、見たい番組は7日間であれば確実に見られるという大きなメリットがあります。

【5】4Kチューナー搭載か
先述した通り、4Kチューナー搭載かどうかはブルーレイレコーダーを選ぶ際の重要なポイント。4Kチューナー搭載のブルーレイレコーダーでは、4K放送を録画したり再生したりできます。

まとめ

買ってはいけないブルーレイレコーダーと、おすすめの機種、さらにレコーダーを購入する際のポイントをご紹介しました。しかし、当然ながらレコーダーは便利な機能が増えれば増えるほど高くなってしまいます。そのため、自分が何を重視するかを考え、不要な機能は削ることもおすすめ。

たとえば筆者は録画忘れを絶対に避けたかったため、チューナー数が7つあり、HDDが2TBの全自動録画機能がある機種を使用しています。なお、HEVCも搭載されています。しかし、高画質にはさほど興味がないため、4Kは非対応。価格は6万円ほどでした。

高価な買い物になるため、買ってはいけないポイントと必要な機能をしっかりと見極めてブルーレイレコーダーを選びましょう。

※サムネイル画像は(Image:「ソニー」公式サイトより引用)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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