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塔頭寺院と火伏せのイチョウ
信長公の太刀が眠る「信長公廟」

塔頭寺院と火伏せのイチョウ

本能寺境内の右側にはいくつもの小さい寺院が並んでいます。寺院というか住居のような建物でこれは塔頭寺院といいます。塔頭寺院とは元来は高僧の墓を意味したのですが、それぞれの寺院が独立をし、本山の仕事を給仕する子院のことを指すようになりました。本能寺には7軒の塔頭寺院が連なっていました。

【京都】観光におすすめ。戦国時代の大舞台。 織田信長が最期を遂げた本能寺
(画像=<本能寺を支える7軒の塔頭寺院>、『たびこふれ』より引用)

塔頭寺院の先には大きなイチョウの木がそびえ立っています。京都は1788年「天明の大火」と呼ばれる、京都の町が火の海と化したと言われるほどの大火災に襲われました。本能寺も火炎に包まれ境内の建物が次々と焼き尽くされる中、このイチョウから勢いよく水が噴き出して本堂や人々を守ったという不思議な逸話が残されています。

それからこのイチョウは「火伏せのイチョウ」と呼ばれ、今では京都市の保護樹にも指定されているのです。

【京都】観光におすすめ。戦国時代の大舞台。 織田信長が最期を遂げた本能寺
(画像=<火災時に水を噴き出したイチョウ>、『たびこふれ』より引用)

信長公の太刀が眠る「信長公廟」

境内の一番奥には大きな山門を構える「信長公廟所拝殿」があり、その先に信長公の墓所「信長公廟」があります。

「本能寺の変」で信長公が自刃した直後、三男の織田信孝は1ケ月後にはここ本能寺を信長公の墓所と定めました。そして遺体は見つかっていない信長公ですが、この廟には武将の魂とされる信長公が付けていた太刀がおさめられているのです。

【京都】観光におすすめ。戦国時代の大舞台。 織田信長が最期を遂げた本能寺
(画像=<立派な門構えの信長公廟所拝殿>、『たびこふれ』より引用)
【京都】観光におすすめ。戦国時代の大舞台。 織田信長が最期を遂げた本能寺
(画像=<信長公の太刀が眠る「信長公廟」>、『たびこふれ』より引用)
【京都】観光におすすめ。戦国時代の大舞台。 織田信長が最期を遂げた本能寺
(画像=<供養等には信長から寵愛を受けた森蘭丸の名も>、『たびこふれ』より引用)

本能寺

  • 住所:京都市中央区寺町通御池下ル下本能寺前町522
  • 拝観時間:6時00分~17時00
  • 入館料:無し  大寶殿宝物館
  • 入館時間:9:00~17:00
  • 入館料:一般500円 中・高生300円 小学生250円