全国津々浦々飲み歩いていますが、取材とは関係なく日常的に通っている店も当然あります。何度でも通いたくなる、筆者が思う首都圏で最高の酒場はこの5軒です。
どの店も老舗揃い。まだ飲みに行ったことがないお店がありましたらぜひ訪ねてみてください。
【コーディネーター：塩見なゆ】
年間2,000軒もの“はしご酒”を楽しむ酒場案内人。杉並区で生まれ、幼少期から作家の両親に連れられて都内の酒場を楽しんできた異色の背景を持つ。東京を中心に北から南まで酒場を訪ね歩き、お店の魅力を丁寧に紹介する。
目次
【東京・中野】 第二力酒蔵
【東京・江戸川区】 大衆酒場 中村屋
【東京・中野】 第二力酒蔵
「第二力酒蔵」は、昭和37年創業。中野北口の鮮魚料理が自慢の居酒屋として、その味と雰囲気で多くの人々を魅了しています。鮮度抜群の魚介類はお刺身も煮魚も、どれも絶品。手書きのメニューには、通常の品書きには載っていない料理もあるため、飽きることがありません。
また、店内は大きく、テーブル席や座敷、宴会広間があり、どんなシーンでも利用しやすいのも魅力の一つです。さらに、また、故・藤子不二雄Aさんも通った店として知られており、各分野の著名人たちもここでは普通のお客さんとしてリラックスして過ごしています。
住所：東京都中野区中野5-32-15 第2神谷ビル
アクセス：JR・東京メトロ「中野駅」徒歩すぐ
【東京・江戸川区】 大衆酒場 中村屋
駅からは離れており、アクセスは路線バスのみ。店は路地裏にあって、トタンを組み合わせたようなかなりディープな店構えということもあり、はじめの人には敷居が高く感じることでしょう。
ですが、この中村屋は酒場としてとても素晴らしいです。山盛りの刺身、巨大なフライ、フロアをまわす店員さんたちの人情味たっぷりの接客、どれをとっても最高です。
ここでは、ほとんどのお客さんがオリジナルの黄色い焼酎ハイボールを飲んでいます。この焼酎ハイボール、かなり濃いので飲み過ぎにはご注意を。
住所：東京都江戸川区中央2-27−10
アクセス：JR「新小岩駅」からバスで約12分「京葉交差点」下車、徒歩約10分
