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激しい砲撃により姿を消した町、ドゥオモン
一粒ずつ手作業で作るヴェルダンのドラジェをお土産にいかが?
激しい砲撃により姿を消した町、ドゥオモン
かつてヴェルダンにはドゥオモンと呼ばれる人口100-200人程度の村がありましたが、戦争の砲撃により1916年に壊滅してしまいました。現在では1万6千人の戦死者を祀る納骨堂が建てられています。納骨堂の内部は赤いステンドグラスで飾られていますが、撮影禁止となっています。

(画像=<Explore France>、『たびこふれ』より引用)
この他、開戦からわずか4日でドイツ軍に占領されてしまったドゥオモン要塞や第一次大戦を仏独両サイドからの視点で紹介するVerdun Memorial、野営地とされていたボワ・ブリュレの塹壕など、訪問する価値のある戦争遺跡は数多く挙げられます。
一粒ずつ手作業で作るヴェルダンのドラジェをお土産にいかが?
ヴェルダンに来たらぜひ試して欲しいおすすめのお土産がドラジェ。アーモンドに砂糖ペーストをコーティングしたお菓子をフランス語ではドラジェといい、 多くの実をつけるアーモンドは子孫繁栄の象徴とされ、ヨーロッパでは古くから結婚式や出産などのお祝いごとで配られるお菓子となっています。

(画像=<出産祝いのドラジェ>、『たびこふれ』より引用)
一説によると、1220年頃ヴェルダンの薬剤師が、ケーキ作りに使用することアーモンドを砂糖と蜂蜜でコーティングし、輸送を容易にしたことがドラジェの起源とされています。1783年にまでその歴史を遡ることのできるヴェルダンの老舗「Braquier」。ヴェルダンの戦いで一度は完全に破壊された工場は1921年に再建され、世界各国に輸出されるほどになりました。工場見学も開かれ、ドラジェが1つ1つ手作業で作られる行程が無料で見学できます。

(画像=<金粉・銀粉を吹き付ける機械>、『たびこふれ』より引用)