HONDA VT400Sの車種プロフィール
今回紹介する「VT400S」は、2010年に発売された水冷4ストローク・V型2気筒の400ccエンジンを搭載するロードスタータイプのスポーツモデル。同系統のエンジンを積んだクルーザータイプのシャドウクラシック/シャドウカスタムがゆったりとしたライディングポジションなのに対し、VT400Sは同じアメリカンカテゴリーでもよりスポーティで軽快なライディングを楽しめる設計になっている。
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バイクインプレ
車両の特徴
車体サイズは全長が2295ミリ、全幅870ミリ、全高1135ミリ、シート高750ミリ、ホイールベースは1560ミリで、車両重量は229kgとなっている。
キャスター角は32度で、フロント100/90-19インチのタイヤサイズとの組み合わせで直進安定性とともに軽快なハンドリングも追求。リアは150/80-16インチで、前後ともにスポークホイールを採用してチューブタイヤを装着している。
エンジンは水冷4ストロークOHC3バルブの2気筒。ボアストロークは64ミリ×62ミリ、圧縮比は10.3で最高出力は31馬力/7000回転、最大トルクは32Nm/3500回転。
燃料供給はフューエルインジェクションでトランスミッションは5速仕様だ。
クランクケースとシリンダーをマットブラックとしつつも、クロームメッキパーツを配置することでエンジンの造形も楽しめるように配慮されている。
フロントの足回りにはストロークが長くて吸収性の良いサスペンションを採用し、高速道路を多少頑張って飛ばしたとしても安心感が持てるハンドリングを実現。対してリアサスペンションのストローク感はフロントほど多くないが、逆に言えばフワフワとした不安定な感じがほとんどなく、コーナリング時でもしっかりと踏ん張ってくれている印象が強い。
メーターはアナログ式速度計のみで、小さな小窓にデジタル式のオドメーター&トリップメーター、時計を装備。ハンドルはインチバーを採用し、アメリカンらしい骨太なスタイルを演出してくれる。また、随所にメッキパーツを採用することで、ラグジュアリーな雰囲気の演出にも一役買ってくれている。