ウクライナX:イーロン・マスクの宇宙衛星がウクライナの地上戦をどう変えたか。

ウクライナ戦争はイーロン・マスクのスターリンクの実験場として注目されており、それはウクライナ軍の軍事指導者たちから称賛を浴びている。

当初はウクライナに肩入れしていたマスク氏でしたが、戦争がエスカレートするにつれて、自身の考えを改めるようになりました。

昨年10月にマスク氏は自身が考える和平案を発表したところ、クリミア半島が正式にロシア領土となることを容認したことで批判を集めていました。

ウクライナとロシアの和平:

– 国連の監視下で併合地域の選挙をやり直す。それが民意であれば、ロシアは離脱する。

– クリミアは1783年以来(フルシチョフの過ちまで)、正式にロシアの一部となる。

– クリミアへの水の供給は保証される。

– ウクライナは中立を維持。

また、マスク氏はスターリンクの無償提供を継続するかについてもウクライナ政府ともめていました。当面は無償提供を続けることを決断しましたが、スターリンクがウクライナの戦争遂行に大きく寄与している以上、いずれはウクライナが適正対価を払うことが筋でしょう。

マスク氏は自動運転車を作り、ロケットを飛ばすだけではなく、今後の国際秩序に多大な影響を与える戦争にまで深く関与するほどのスケールの大きい起業家であり、今後も多くの歴史家が彼について書くことでしょう。アイザックソン氏の著書は、その記念すべき最初の一ページを記すこととなるでしょうか?

好きか嫌いかは置いといて、イーロン・マスクは世界で最も影響力のある人物の一人だ。ベストセラー作家ウォルター・アイザックソンが、イーロン・マスクの友人、家族、仕事場への前例のない接近を経て執筆する伝記を読んで、天才か嫌な奴かを判断しよう。

 

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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