ビッグモーター事件で大騒ぎしていたと思ったら、今度はジャニーズ事件で大騒ぎだ。まったく異質のように見えているが、病根は一つで、金儲け主義なのだ。

ビッグモーター事件は幹部からのトップダウンで、給料がもっと欲しい従業員はその指示をありがたく守った。保険会社も同調した。そして、ありえないような犯罪が起こった。

ジャニーズ事務所の会見 NHKより

ジャニーズ事件の主役はジャニー氏であることは否定しようがないが、メディアは紛れもなく犯罪を補助したのだ。

ビッグモーター事件と同じで、視聴率を稼ぎ、広告料を稼ぎ、お金を稼ぐためだ。週刊文春が10年以上前に報道し、裁判でも勝っていたが、全く報じなかったにも関わらず、ジャニーズ所属のタレントたちを魔女狩りのようにつるし上げて品性の欠片もない醜さをさらけ出している。記者会見での一部の記者の質問など、反吐が出るような下品さだ。

ジャニー氏の行為を知っていたか、知らなかったのか繰り返して聞いているが、人間一つや二つは墓場まで持っていきたいことはあるのだ。被害を受けて心身が傷ついた人は訴えればいい。言いたくない人の口をこじ開けて語らせる権限など、誰にもないはずだ。

絶対的な権限のある人に逆らえばどうなるかは、ロシアを見ていれば誰にでもわかる。それに歯向かえなかった人に罪はあるというのか?繰り返し、愚問を発している自分の醜さがわからなければ、マスコミではなく、まさにマスゴミだ。

ジャニーズ事務所のタレントをテレビコマーシャルから排除する動きもある。タレントに何の罪があるというのか?狂気の国、日本だ。

見て見ぬふりをしている人など、世の中にあふれかえっている。企業でも役所でも見て見ぬふりをしなければ生きていくのが難しいのだ。その人たちのどこが悪いのか?みんな悪いことを見つければ、それを指摘し、告発しているというのか?つい最近まで黙って見て見ぬふりをしていた人たちが、見て見ぬふりをしていた(かもしれない)人を大きな声で悪しざまに言う。漫画の世界だ。