安倍氏が「性自認」を重視することに反対だったとか、関係団体のことを心配していたのは事実だ。しかし、保守派の多くの人のようにLGBT全般に否定的だったわけでもなく、立法化を党の公約として掲げていたのである。

このところ保守派で、明治維新を貶して「江戸時代のほうが明治より良かった」などと褒める、田中優子氏などの仲間みたいな保守派がいるが、そういう人たちは、吉田松陰と高杉晋作の後継者である安倍氏と対極にあるはずで、同志たり得ないだろう。

安倍政権を一貫して支えた公明党への誹謗など故人の顔に泥を塗るものだと思うが、この点については別の機会に書きたい。

安倍氏を超保守派のシンボルにすることは、保守派総体の首を絞めることになりかねない。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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