さらなる一体感で準決勝の難敵撃破へ
10月11日に第1戦、15日に第2戦が予定されているルヴァン杯準決勝の相手は、名古屋グランパスだ。福岡がJ1で戦う2021年以降のリーグ戦5試合ではいずれも敗れており、また2017年のJ1昇格プレーオフ決勝時にも、目の前で昇格達成を見せられた相手でもある。
また、10月8日に予定されている天皇杯準決勝の相手は、川崎フロンターレ。こちらもまた2021年以降の5試合で1勝4敗と相性は良くない。1998年のJ1参入決定戦では3-2で勝利した相手であり、やはり因縁の相手といえる。
ルヴァン杯、天皇杯ともに決勝戦の地である国立競技場まではあと1歩。ユニフォームに星を付けるまではあと2歩だ。佐藤に加え、FC東京第2戦ではFWルキアンとDF井上が負傷交代となっており、貴重な戦力を欠くことになるかもしれないが、福岡にとって懸けるものがある。素早い攻守の切り替えとタイトな守備、そして想いの強さを武器に、まだ見ぬ景色に向けて歩みを進めていく。