ローソン「ねぎ塩豚カルビ弁当(もち麦入りご飯)」/399円

カルビ弁当はセブンが最強?ファミマは食感が微妙、ローソンは量が少ないのが残念
(画像=『Business Journal』より引用)

最後に紹介するのは、ローソンの「ねぎ塩豚カルビ弁当(もち麦入りご飯)」だ。

本品のみ、ほかの2社のように牛カルビ肉ではなく豚カルビ肉が使用されている。そのせいか、価格も399円と安め。本品は、冷凍直前の温度で寝かせることにより熟成させる「氷温熟成豚肉」を使用しており、より豚のうまみと芳醇な香りが楽しめるとのことだ。塩気の効いたねぎ塩ダレで仕立てられており、あっさりといただけそう。

食べてみると、豚肉はもっちりとした歯ごたえであり、ソフトな口当たり。豚肉の薄さが気になったものの、噛むうちにジューシーな肉汁を味わうことができ、肉のうまみを堪能できる。若干、肉自体から豚の風味とくどさが感じられたものの、ねぎ塩ダレでさっぱりと味が整えられているので、さほど気にせず食べ進められた。

また、もち麦入りのごはんとなっているので、米の食感の違いを味わえ、味に飽きが来ない。酢の効いたもやし人参ナムルもコリコリとしており、豚肉で染まった口の中を潤してくれるので、リフレッシュできるのも嬉しいところだ。

だが、やや気になったのが、量が少ないこと。ほか2社に比べて価格が安いせいもあるだろうが、米が少なく物足りなさを感じた。少量で充分という方にとってはちょうど良い量だろうが、カルビ弁当を選ぶ人はガッツリ食べたい層が多いだろうから、もう少しボリュームがあって良いのではと思う。

優勝はダントツでセブン!

それでは3社のコンビニ弁当を食べてみた感想をもとに、総評をまとめていこう。

まず、肉そのものの美味しさという観点なら、セブンがダントツで美味しいと感じるクオリティだった。特筆すべき点としては、肉の柔らかさがほかの2社の追随を許さない仕上がりであり、脂も乗っていたことから満足度は段違い。炭火の香りも肉にはぴったりで、炭火焼肉に近い風味を味わえたのも高評価のポイントのひとつ。その点、ローソンの豚カルビ肉は、丁寧に火入れされていたのかジューシーだったが、ファミマの牛カルビ肉は肉が固く、美味しさを感じなかった。

また各社で差が如実に出たのが、ごはんだ。これもコメ一粒一粒がしっかりとほぐれており、モチモチとした食感をしていたセブンに軍配が上がる。ファミマは先述したとおり、商品を温めても、ごはんがまとまっていて食べづらく、評価を下げる理由につながった。そして、ローソンのもち麦は美味だったが、量が少なかったためガッツリ食べたい方のニーズにもう少し応えてほしかった。

よって、今回の優勝を決めるのであれば、セブンになるだろう。味、価格ともにファミマ、ローソンとは格が違うコスパの高さだったので、美味しく手軽にカルビ弁当を食べたい方はセブンまで足を運ぶべきだろう。

一括りにしがちなコンビニのカルビ弁当だが、各社使用する素材や製法、価格設定によってこれだけ差が出ることが判明した。本記事を参考に、お好みのカルビ弁当を見つけてもらえれば幸いである。

(取材・文=文月/A4studio)

※情報はすべて1月31日時点のものです。

提供元・Business Journal

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