ローソン「ジューシー焼餃子」/149円

ファミマは餡スカスカ、セブンはびちゃびちゃ?コンビニ冷凍餃子、比較レビュー
(画像=『Business Journal』より引用)

最後は、業界シェア第3位のローソンの冷凍餃子を検証していこう。

「国産の豚肉とキャベツを使用したジューシーで旨味のある味付け」という本品。具材となる肉は豚肉のみだが、豚脂も使用しているとのことで、コクには期待ができそうだ。野菜はキャベツ、玉ねぎ、しょうが、ニラとなっている。また、調味料にオイスターソースやほたてエキスが入っているようで、なかなか本格的な味付けとなっている様子。

ファミマは餡スカスカ、セブンはびちゃびちゃ?コンビニ冷凍餃子、比較レビュー
(画像=『Business Journal』より引用)

調理方法は凍ったままの本品を袋から取り出し、ラップをせずにトレイごと500wのレンジで約1分40秒加熱すれば完成だ。袋を開け取り出してから温めるいう行程が他のチェーン店と異なったが、このあたりの違いが味にどう影響してくるのか、期待が高まる。

出来上がりを見て気がついたのは、水滴でびちゃびちゃになりがちだったセブンやファミマの冷凍餃子と異なり、その表面がまるで本当に焼いたかのように、程よく油でコーティングされていたことだ。食欲をそそる見た目という点では、非常に高得点だ。

その味は、豚肉のうまみを前面に押し出したコク深いものとなっており、非常に美味。またオイスターソースとほたてエキスが脇をがっちり固めており、味に奥行きが出ていた。噛み締めていくと、あとから野菜のほのかな甘さ出てきて、最終的な味のバランスもとても良い。皮は薄皮なのに、もっちり食感。しょうがの香りで後味が爽やかなのも好印象だった。

総評…1位はローソン

ここからは、今回のコンビニ冷凍餃子比較の総評を行っていきたい。

コストの面で見ると、セブンの「レンジで焼き餃子 5個入」と、ローソンの「ジューシー焼餃子」が、共に149円。ファミマの「野菜の旨み味わう焼餃子」は160円と、少々高めだ。

セブンは、野菜のうまみと、何より噛んだときにジュワッとつゆがあふれ出した感動は唯一無二。だが、皮が余り気味で全体的にびちゃびちゃと水滴まみれになっていたのが気になってしまった。

ファミマの餃子は美味しくいただけるのは間違いないのだが、値段が少々高いにもかかわらず他者より秀でたポイントが特に見つけられなかったのは難点か。加えて、焼き目の甘さは値段を考えるとマイナスと言わざるを得ないだろう。

そんななか、今回“コンビニ冷凍餃子ベスト1”に選んだのは、ローソンの餃子だ。1社だけ袋を開けてからレンジにかけるという調理法が功を奏したもっちり食感。そして何より、他2社より群を抜いて奥行きのある“肉のうまみ”が、その勝因である。こだわりの味にもかかわらず、値段が安いという点も評価できる。

薄皮派か厚皮派か、野菜重視か肉重視か。ひとえに餃子といっても味の好みは千差万別で、コンビニ餃子もそんな好みに合わせた多彩な味を披露してくれた。今回選んだ商品を店頭で見かけた際は、ぜひ実際に購入して、それぞれの美味しさを味わっていただければ幸いである。

(文・取材=A4studio)

提供元・Business Journal

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