「界 加賀」の「活蟹づくしのタグ付き蟹会席」
生きた蟹を、しめ縄で縛って蒸す
蟹料理の古い文献に「埋め焼き(うずめやき)」という、囲炉裏の灰の余熱を使って魚介類を蒸す調理法が残されている。これは、灰が身に付かないように縄で巻いたと伝えられている。この調理法からヒントを得て、生きた蟹を塩水に浸した縄で結わえて蒸す調理法を考案した。
蟹を直接蒸すのとは異なり、縄を介して間接的に加熱するので、蟹の身に蓄えられた水分が失われず、よりジューシーに蒸すことができる。
蟹料理を彩る九谷焼の器
「器は料理の着物」と唱えた美食家、北大路魯山人の教えにならい、それぞれの料理に合わせる器にもこだわる。地元の九谷焼作家が制作したオリジナルのものも多くある。
例えば九谷焼の窯元「萌窯(もえがま)」が作陶した器の絵柄になっている仏手柑は、カボスや柚子と同じ柑橘類で、あたかも合掌しているかのような形状をしている。北陸にとって宝のような海の幸である蟹に感謝の気持ちで合掌を送るイメージを込めて、この器を使用しているという。
提供期間は、11月7日(火)~2024年2月29日(木)。12月29日(金)~2024年1月6日(土)は対象外だ。
蟹好きにはたまらないこれらのプラン。宿泊料金は宿泊施設や料理プランなどにより異なるので、公式サイトにて確認してほしい。
界 出雲
所在地:島根県出雲市大社町日御碕604
界 玉造
所在地:島根県松江市玉湯町玉造1237
界 加賀
所在地:石川県加賀市山代温泉18-47
(MOCA.O)
※いずれも5日前までの要予約
※「界 玉造」「界 加賀」は宿泊予約後にWEB上で蟹会席の追加予約が必要