ライトゲームの対象魚は小さい魚なので、よほどいいサイズでないと、ドンとかっこよく撮れない。見栄えはしない、とまで言うつもりはないが、大型魚ほど映える魚ではないということだ。では、アジやメバルをどうやってカッコよく撮るか?私のやり方を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
魚は写真撮影してリリース
ライトゲームでは、魚は記念撮影して逃してやるのがいいだろう。この釣りは時として入れ食い状態になる。そんな小魚たちをいちいち持って帰ってやるのは気の毒だ。小魚にも五分の魂。労わってやりたい。
筆者は通年ライトゲームを楽しむが、一年のうち魚を持ち帰るのは3回くらいだ。あまりにも釣れるときには写真撮影するのも面倒になる。魚としても別に嬉しいことはないだろうし早く海に帰してやりたい。
ただせっかく撮るならば、カッコいい撮り方をしたい。そのコツはいくつかある。
ハリがかりした口元を撮れ!
ライトゲームの対象魚として、アジ・メバル・カサゴなどがいるわけだが、これらの魚は最大でも30cmくらいだ。ランカー級がそんなもん。そうはいっても滅多に釣れてくれるわけではないので、尺(30cm)が釣れたときにはアングラーは大騒ぎなのだが、それにしたってカッコよく撮ることはなかなか難しい。
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そこで、カッコいい撮り方としてひとつ。それは、「魚がルアーに食った口元をドアップで撮る」というものだ。アジならばこう!
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メバルならばこう!
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カサゴならこう!
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マズイのは地面に魚を置いて、カメラを引き気味に全体を映そうというもので、これだと小魚の貧相なサイズが浮き彫りになってしまう。私がこんなことを言うのは、TSURINEWSで書き始めたときに、「画像はなるべく魚の口元にガツンとルアーがいっているものをお願いします」と言われたから。
これまでそんな撮影方法を考えたことはなかったが、確かにそうやって撮るとカッコいいのだ。「ライトゲーム的“バエ”」と言ってもいいかもしれない。
魚種によってはバス持ちも
ライトゲームは本命以外のゲストが実に多い釣りで、チヌやシーバスもくる
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実はフィッシュキャッチャーを携行しない私は、チヌは口元をグリップで掴んで映すか、こんな貧相なタックルで獲れましたという意味でメバルタックルを横に置いて撮るかしているが、この魚自体なかなかカッコいい異色の魚なので何にせよ良い。
シーバスはもうちょいカッコよく撮れる。いわばバス持ちである。ブラックバスのように口元を手で持って撮る。ただシーバスはフィッシュイーターだけあり、鋭い歯はしていなくても口元はざらざらしているし、海域によっては歯が発達している個体もいるので実はバス持ちは避けた方がいい。
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