実際に作るのかどうかはさておき、設計自体は完了している「安楽死ジェットコースター」は実際はどんな乗り心地なのか。スリルと興奮の後に乗客を死へと誘う不気味過ぎるアトラクションのシミュレーション解説動画がアップされている――。

「安楽死ジェットコースター」の解説動画が登場

 なるべく苦しまずに死を迎えたいものではあるが、乗れば100パーセント安楽死に導かれるという「安楽死ジェットコースター(euthanasia rollercoaster)」のコンセプトを2010年に発表して注目を集めたのがリトアニアのユリアナス・ウロボナス氏だ。

 ウルボナス氏によると、この恐ろしい乗り物は「優雅さと高揚感」に包まれながら「人間の命を奪う」ように設計されているという。

 このアイデアはコースターの乗客が一連のループを経験し、進行するにつれてループがどんどん小さくなって強いG(重力加速度)が持続してある時点で意識を失い、最終的には死に至るというものだ。

 2021年まではこの乗り物が建設された場合に実際に何が起こるかは図と言葉でしか説明されていなかった。しかし昨今はTikTokerなどによって、この架空の乗り物のリアルなシミュレーション動画が独自に作成されている。

安楽死ジェットコースターのイメージ映像が怖すぎる! 多幸感に包まれながら死ぬまで
(画像=「LAD Bible」の記事より、『TOCANA』より 引用)

 動画では次のように説明されている。

「列車は頂点から斜面を急降下し、時速360キロの速度で駆け下ります。」

「最初の500メートルの落下の後、トラックは平坦になり、連続7回のきりもみ回転のうちの最初の回転が始まります。そして、これが致命的な部分です。」

「列車がこれら7回の回転をすべて通過するには60秒かかります。60秒間の体験全体を通じて乗客全員に10Gの負荷を維持するために、各反転の直径は徐々に小さくなっていきます。」