NISA口座開設では「楽天証券」と「SBI証券」が他を大きくリード

「NISA」認知率は約8割、口座開設は「楽天証券」と「SBI証券」が大きくリード【MMD研究所調べ】
(画像=NISAの利用を検討している人が開設したい金融機関でも、「ネット証券」が1位という結果に(「MMD研究所」調べ),『オトナライフ』より 引用)

続いて“NISAの利用を検討している”という841名を対象に、「NISA口座を開設したい金融機関」を調査。「決めていない」(42.9%)との回答を除くと、ここでも「ネット証券」が21.0%で1位にランクインしており、2位の「メガバンク」(10.7%)とおよそ2倍の差をつけていました。

「NISA」認知率は約8割、口座開設は「楽天証券」と「SBI証券」が大きくリード【MMD研究所調べ】
(画像=「ネット証券」は“口座開設が簡単”というイメージが強い模様(「MMD研究所」調べ),『オトナライフ』より 引用)

「ネット証券」でNISA口座を開設したい理由については、「口座開設が簡単だから」(41.2%)、「投資信託の手数料が無料・安いから」(30.5%)、「アプリで確認できるから」(24.9%)などの回答が高い割合に。先ほどの「ネット証券を開設した理由」と同様に、ここでも手軽さや手数料の安さが重視されていることがわかります。

「NISA」認知率は約8割、口座開設は「楽天証券」と「SBI証券」が大きくリード【MMD研究所調べ】
(画像=「NISAの口座を開設したいネット証券」でも、「楽天証券」と「SBI証券」が大きくリードする結果に(「MMD研究所」調べ),『オトナライフ』より 引用)

続いて、「NISA開設口座を開設したいネット証券」を調査すると、開設経験者と同様に、1位の「楽天証券」(40.7%)と2位の「SBI証券」(28.8%)が、「SBネオトレード証券」(4.5%)など他のネット証券を大きく引き離す結果となりました。トップ2に輝いたネット証券は、実際に利用している人が多く、経験者の声が聞ける点も安心材料の1つなのかもしれません。

「新NISA」の利用を検討していない人は76.5%…大きな理由は「余裕資産がない」

「NISA」認知率は約8割、口座開設は「楽天証券」と「SBI証券」が大きくリード【MMD研究所調べ】
(画像=2024年から始まる「新NISA」の認知率は53.4%、内容を理解している人は21.2%。さらなる周知が必要なようです(「MMD研究所」調べ),『オトナライフ』より 引用)

最後に、男女5000名に2024年1月から始まる「新NISA」の認知について調査を実施。すると「知っていて、内容を理解している」という人が21.2%、「言葉を聞いたことがあるが、内容は知らない」という人が32.3%で、全体の認知率は53.4%でした。「新NISA」への認知率は現行に比べるとまだ低く、今後もっと周知させていく必要がありそうです。

「NISA」認知率は約8割、口座開設は「楽天証券」と「SBI証券」が大きくリード【MMD研究所調べ】
(画像=新NISAの利用を検討していない人が全体の76.5%。投資へのハードルはまだ高いようです(「MMD研究所」調べ) ,『オトナライフ』より 引用)
「NISA」認知率は約8割、口座開設は「楽天証券」と「SBI証券」が大きくリード【MMD研究所調べ】
(画像=新NISAの利用を検討していない人の多くは、“資産に余裕がない”とのことでした(「MMD研究所」調べ),『オトナライフ』より 引用)

「現行のNISAを利用していない」という3580名を対象に、新NISAの利用を検討しているか調査したところ、76.5%の人が「検討していない」と回答。その理由として、「余裕資産がないから」(30.3%)、「NISAや投資について自分の知識がないから」(21.7%)、「難しそうだから」(21.6%)、「損失が出るかもしれないから」(20.4%)、「面倒くさそうだから」(18.4%)など、様々な懸念点があがっています。

「NISA」をうまく利用すればメリットが得られる可能性もある反面、資産や知識などもある程度要する点から、“ハードルが高い”と感じている人はまだまだ多いようです。

出典元:【MMD研究所】

文・若林勇希/提供元・オトナライフ

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