劣化の進んだキャブレターを独自の洗浄技術&キースターの製品でリフレッシュ

40年ものの旧車ともなれば、キャブレターの劣化が進んでいる車両も多いと言う。
CB-Fの純正キャブレターは作りがちょっと違っていて、VB型と呼ばれるキャブレターは部品点数が多く複雑です。バルブシートのように専用の工具がないと外せないパーツなどもあり、完全にメンテナンスをしようと思ったら結構大変です。
そんな理由もあって、CB-FやCBXの純正キャブレターに不調を抱えている車両をよく目にします。そのキャブレターの整備で、欠かせないのがキースターの製品と、弊社独自の高圧のブラスト洗浄です」。

キースター製品は全てがセットなっているから作業効率UP
コストを抑えられるからユーザーさんのお財布にも優しい

「CB-F系のキャブレターにマッチするキースターの製品は、ジェット類全てがセットになった『燃調キット(キャブレター オーバーホール&セッティングパーツキット)』と『オーバーフローパイプオーバーホールセット』、『バルブシート蘇生キット』がリリースされています。

キースターでお馴染みの燃調キットはもちろん便利なのですが、『オーバーフローパイプオーバーホールセット』、『バルブシート蘇生キット』の二つは、キースターならではの製品ですね。

手前の『燃調キット』はキャブレター1つにつき1パッケージが必要。キャブレターが4つある場合は4パッケージ用意する。

経年劣化で痛みやすいオーバーフローパイプは、できたら新品に交換したいところ。打ち込み治具がセットになっているのもポイントです。

サビで変色したフロートチャンバーの底部。中心に見える棒状のものがオーバーフローパイプだ。
高圧のブラスト洗浄を行うと左側のフロートチャンバー底部が右側のようにピカピカに!下の棒状のものがオーバーフローパイプと、打ち込み治具だ。左端のオーバーフローパイプはサビでかなり劣化が進んでいるを確認できる。

『バルブシート蘇生キット』は、圧入されていて本来は交換できないパーツを交換できると言うもの。
こちらも専用工具が付属されているので、作業も安心です」

金色のパーツがバルブシートと呼ばれるもの。右側に取り出されているものは、当初キャブレターに取り付けられていた古いバルブシートだ。

キースターの製品は全てがセットになっているにも関わらず、金額は抑えられた売価になっている。
そのため、高額になりがちな旧車のメンテナンス料金を抑えることもできるというわけだ。