【brand pickup】
40年以上前の車両ながら、今なお人気の高いCB750F。
旧車と呼ばれる年式のモデルだけにメンテナンスは必須だ。
そのメンテナンスで避けては通れないキャブレターの整備……。
このCB750Fのキャブレターメンテで心強い存在がキースターの『燃調キット(キャブレター オーバーホール&セッティングパーツキット)』と『オーバーフローパイプオーバーホールセット』、『バルブシート蘇生キット』だ。


CBXやCB-Fを得意とするT.T.Rモータースでは、上記のキースターの製品に合わせて、同ショップが開発した新しいエンジン洗浄システムを組み合わせて、メンテナンスを実施しているという。
今回はそのメンテナンスとキースターの製品を紹介しよう。

当時はスーパースポーツだったCB750F

1979年にホンダが発売した『CB750F』。欧州向けのCB900Fが先行して開発され、CB750Fは日米向けの仕様であった。排気量750ccの空冷直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力68馬力、最大トルク6.5kgmを発揮。
今でこそオーソドックスなネイキッドマシンというジャンルに入るが、発売当時は先進の技術を投入したスーパースポーツだったのだ。事実、当時の車両の広告などには『ザ・キング・オブ・スーパー・スポーツ』という文字が掲載されている。

ホンダのフラッグシップモデルとして優れた性能とデザインで多くのライダーから人気を博し、1983年まで製造された。
このCB750Fを得意とするショップが埼玉県草加市に店舗を構える『T.T.Rモータース』だ。
全国のショップからキャブの洗浄&メンテ依頼が来る
CB-FやCBX系を得意とする『T.T.Rモータース』

CB750FやCBXはすでに40年以上前の車両。
それだけに各部の劣化は免れない……。
旧車ブームでCB-Fを他店で購入したはいいけれども、どうにも調子が良くない。
でも購入したショップはイマイチ信用できないから、ということでT.T.Rモータースを訪れるユーザーも少なくない。
旧車といえどもしっかりとメンテナンスを行えば、普段から問題なく乗ることは可能だ。
ただし、調子が悪い箇所を一気に直していくとなると、金額も時間もそれなりにかかってしまう。
T.T.Rモータースではこの問題を解決するため、一気に全てを直すのではなく、一番悪い箇所から対処していく方法をとっているという。
「自分のCBのどの部分がどの程度劣化しており、どこから修理をしていけば良いのか?というがわかるよう〝あなたのCB健康診断〟というものにチェックを入れていただいています。そのチェック項目で、まずは最初に直さなければならないところを優先して作業していきます。ご自身で車両の状態をチェックするので、修理の方針にもご納得いただけることかと思います。
チェック項目は全部で24項目で、足回り、電装、吸排気など全てを含みます」
とT.T.Rモータースの代表・林さんは言う。
CB-F系ユーザーの駆け込み寺的な存在だが、実は同ショップの洗浄技術とCB-F系キャブのメンテ技術から、全国のショップからも整備の依頼が舞い込んでいる知る人ぞ知るショップなのだ。