バッテリー容量も「arrows We」がわずかに優勢だが……

「AQUOS wish」と「arrows We」ではバッテリー容量が違う。「AQUOS wish」のバッテリー容量は3,730mAhだが「arrows We」は4,000mAhと、わずかに上回っているのだ。

とはいえ、日常の使い方次第でバッテリーの持ちは変わってしまうので、これは誤差の範囲と考えていいかもしれない。

また、本体重量は「AQUOS wish」が162gなのに対し「arrows We」は172gと、10gほど重くなっているほか、「arrows We」の厚さは9.4mmだが、「AQUOS wish」は8.9mmなので、実際に手に持った印象は人によって少し違うかもしれない。

2万円台で買えるAndroidスマホ「AQUOS wish」と「arrows We」はどこが違う?
(Image:jp.sharp) バッテリー容量は「arrows We」よりやや少ないが、本体が軽くてスリムなのは「AQUOS wish」のほうだ。これは、実際に店頭で手に持って比較してみたい部分であろう(画像=『オトナライフ』より 引用)

デュアルSIMなら「AQUOS wish」のほうがおすすめ!

最近、ひとつのスマホで2枚のSIMカードを利用する「デュアルSIM運用」が注目されているが、「AQUOS wish」のほうは物理的なSIMカードの「nanoSIM」と、スマホ本体のチップに書き込む「eSIM」のデュアルSIM運用(DSDV)が可能となっている。

デュアルSIM運用については→こちらで詳しく解説しているので確認してほしい。

たとえば、データ通信料が月1GBまで無料で独自アプリから無料電話をかけられる「楽天モバイル」と、基本料0円で半年に1回、24時間/330円の「データ使い放題」などを利用すればいいauの「povo2.0」をデュアルSIM運用すると、年間数百円でスマホを維持することも不可能ではない。

詳しくは→こちらの記事を参考にしてもらいたいが、とにかくスマホの維持費を抑えたい人にとって、デュアルSIMは非常に重要な機能となっている。

実は「arrows We」もソフトバンク版だけはeSIMにも対応するが、ソフトバンク回線を契約することになるので、年間数百円でデュアルSIM運用するのは難しいだろう。

2万円台で買えるAndroidスマホ「AQUOS wish」と「arrows We」はどこが違う?
こちらは、「nanoSIM」と「eSIM」によるデュアルSIMを運用している画面。アンテナが2本立っているのが確認できる(写真はOPPO Reno5 Aの場合)(画像=『オトナライフ』より 引用)