日本ではiPhoneのシェアが非常に高いが、最近は低価格のAndroidスマホの性能が上がっており、2万円台のコスパのよいモデルも人気だ。とくに、日本メーカーのシャープ「AQUOS wish」とFCNT(旧富士通)「arrows We」は、同じようなスペックで価格も同じなので、いったいどっちを選べばいいか悩んでいる人も多いだろう。そこで今回は、日本メーカー製スマホの代表的なコスパ優秀モデル2台を比較してみたいと思う。
「AQUOS wish」と「arrows We」は価格もスペックもほぼ同じ!
数年前まで、Androidスマホの性能は価格に比例しており、1〜3万円程度の低価格モデルは動作ももっさりしていて、iPhoneと比較するとショボい印象。まさに“安かろう悪かろう”であった。
しかし、最近のAndroidスマホは基本性能が非常に高く、2万円台のエントリーモデルであっても、通常の使用では困らないほどだ。
筆者は中国製のOPPO(オッポ)やXiaomi(シャオミ)もけっして悪くないと思っているが、やはり日本人は日本メーカーのスマホが安心なようで、シャープやFCNT(旧富士通)の低価格スマホに人気が集まっている。
とくに、シャープ「AQUOS wish(アクオス・ウィッシュ)」とFCNTの「arrows We(アローズ・ウィー)」は、どちらも5.7型のエントリーモデルで基本性能はほぼ同じ。しかも、両方のスマホを発売するauでは、いずれも2万6,180円とまったく同じ価格なのだ。これは困った……。
カメラ優先なら「arrows We」がおすすめ
「AQUOS wish」と「arrows We」は、いずれも5.7型スマホで、同じプロセッサを搭載し、メモリやストレージ容量も同じ。
また、どちらも防水・防塵、指紋認証、おサイフケータイといった基本機能にも対応しているので、スペック上では“兄弟機かよ!”と突っ込みたくなるほどよく似ている。
だが、両モデルで決定的に異なる部分もある。それはカメラだ。「AQUOS wish」は約1,300万画素のシングルカメラなのに対し、「arrows We」は約1,300万画素の広角カメラと約190万画素のマクロを搭載するデュアルカメラを搭載しているのだ。
しかも、「arrows We」は画像編集アプリ「Photoshop Express」を搭載しており、「Photoshop Expressモード」を利用して撮影すると、アプリによる補正が自動的に行われるのだ。もし、スマホで映える写真を撮りたいなら「arrows We」のほうがおすすめとなる。