短期金利に連動する変動金利借り入れをしていれば、長期金利の上昇には影響を受けることがありません。
では、長期金利が大幅に上昇し、政策金利の引き上げによって短期金利も上昇するような事態はやってこないのでしょうか。
可能性はゼロとは言いません。長期国債が大幅に売られ、日銀が買い支えられない。短期金利も利上げせざるを得ないマーケット環境に追い込まれるといった展開です。
しかし、そのような展開になるのは、恐らく日本国内が大幅なインフレになり、日本円の大幅な下落で急速な円安が進むといった危機的な状況だと思います。短期金利まで上昇させて通貨防衛するような状況では、円資産を減らすだけでなく円資産の借入を行う。そして、外貨資産を持つことが有効です。
このように考えれば、借り入れの方法を工夫すれば、むしろお金を借りておいた方が安心とさえ言えることが理解できると思います。
お金を借りて投資をすることに不安のある人は、9月18日に開催されるこちらのセミナーに参加してみてください。リスク管理を徹底すれば投資の成功の可能性は高まることに納得できると思います。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年8月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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