近年、アドベンチャーモデルが注目を集めている。
その中でもCRF1000F Africa Twinは、人気の高いモデルだ。
もともとこのモデルは、1988年から発売されていたアフリカツインの名称を継ぐアドベンチャーモデルとなる。

フランス・パリからアフリカ西海岸のセネガル・ダカールまでを競うアドベンチャーレースで、世界一過酷なラリーといわれるパリ・ダカールラリーにて、1986年〜1988年まで3年連続優勝を成し遂げたワークスマシン「NXR750」の技術を投入したアドベンチャーツーリングモデルとして登場。
当初は650ccだったが、2代目以降は750ccエンジンとなった。
基本的には海外市場向けのモデルながら、国内へも台数限定という形で導入されていたモデルだ。

その後2003年でアフリカツインシリーズは生産が一度終了したが、2016年にCRF1000L Africa Twinが登場。
かつてのアフリカツインが、750cc(初期は650cc)のVツインエンジンだったのに対し、998ccの並列2気筒エンジンを搭載している。いわゆるビックツインといわれるエンジンだが、体が置いて行かれるような獰猛さはなく、滑るように走る扱いやすさと、スポーティなスタイリングが特徴だ。
また、発売と同時に、ハンドル操作に集中できる、クラッチレスのデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を装備するバージョンもラインナップされ、幅広いユーザーに対応し瞬く間に人気モデルとなった。
今回は、そんなCRF1000L Africa Twinに魅了されたひとりであり、バイクシート神戸のスタッフでもある、スタッフKさんのシートをカスタムした経緯と、カスタム後の感想を紹介しよう。
自信を持ってお勧めできるバイクシートを目指す
「バイクシート神戸の従業員として、毎日多くのお客様からシートカスタムのご相談を頂いておりますが、自信を持ってお勧めするため自分が100%満足できるシートを目指しました」。
そうおっしゃったバイクシート神戸の従業員であるスタッフKさんは、生地の変更による乗り心地の変化、長距離での効果や耐久性、悪天候時の水の侵入の有無など、経験を商品開発に活かすために自身の愛車のシートを使い、長期テストを兼ねたシートカスタムを今回行った。
