【拝啓、徳島より9】 リモートワークの普及やワーケーションの登場により、田舎暮らしの方法にも多様性が出てきた昨今。都会と比べて“よりいい環境”を求めて、地方に移住する人も多くなってきました。自然豊かな環境で満員の通勤電車のない暮らしは確かに快適ですが、ストレスがゼロかというとそうでもないのが現実です。今回は、四国は徳島にある小さな港町で、リモートワーカーとして働くリアルな日常と、田舎暮らしならではのリフレッシュ方法を紹介していきます。

「田舎×リモートワーク」のリアル 川遊びと草むしりで叶えるストレス“レス”な暮らし
(画像=家の近くは自然が豊かで、
手軽に海や川へ遊びにいけるのが一番の魅力、『BCN+R』より引用)

田舎暮らしは本当にストレスフリーなのか問題

私が住む町は、周囲を海、山、川に囲まれたのどかな港町です。人口は約6000人で、高齢化率は49%。徳島市内からは車で約1時間半もかかります。

家の近くは自然が豊かで、手軽に海や川へ遊びにいけるのが一番の魅力です。1000年以上続くお遍路文化のおかげで、地元の人たちは外から来た人にも寛容で、県外からの移住者も多く住んでいます。物価も安く、家賃は東京の1/5~1/3ほど。暮らしの面ではとても快適に過ごしています。

「田舎×リモートワーク」のリアル 川遊びと草むしりで叶えるストレス“レス”な暮らし
(画像=散歩に出たら、ご近所さんが畑で育てているハーブやネギを
たくさんいただけるのも嬉しい、『BCN+R』より引用)

しかし、仕事となると話は別です。私は現在フリーランスとして主に在宅で仕事をしています。オフィスワーカー時代と仕事量はほぼ変わらず、1日の大半をPCの前で過ごしています。

もちろん通勤ラッシュがない分、オフィスで働くビジネスパーソンよりステレスは少ないかもしれません。しかし、リモートワークが一般的になった今、在宅で働く人にとっては、都会も田舎も仕事に関わるストレスや身体的負担は変わらないのではないかと感じます。

遠くから潮騒が聞こえる部屋で、1日中机に座って仕事をしなければいけない日は、とても苦痛。今すぐにでも泳ぎに行きたい気持ちをぐっとおさえて、淡々とタスクをこなしています。

「田舎×リモートワーク」のリアル 川遊びと草むしりで叶えるストレス“レス”な暮らし
(画像=天気のいい日ほど、
在宅勤務が辛くなるのは田舎暮らしあるある!?、『BCN+R』より引用)

仕事の疲れはすぐそこの自然でオフ!

リモートワーカーにとって、都会でも田舎でも働く環境に大きな違いはありませんが、休憩時間の過ごし方は全く異なります。最近は酷暑が続き、気だるい日が続く毎日。日々の疲れを吹き飛ばすために実践してる夏場の気晴らしルーティーンをご紹介します。

早朝の海散歩

まずは朝起きたら海辺を散歩。歩いて3分の浜に向かいます。ビーチ沿いを歩けば、誰かしら顔見知りに会えるので、ちょっと立ち話してから、ぼんやり太平洋を眺めます。潮風を浴びて1日のやる気をチャージします。

「田舎×リモートワーク」のリアル 川遊びと草むしりで叶えるストレス“レス”な暮らし
(画像=ウミガメも産卵に訪れる美しい三日月型の浜は、
家から徒歩3分、『BCN+R』より引用)

昼は川でクールダウン

午前中の仕事がひと段落したら、一目散に川へ。自転車で15分ほど走り、透明度抜群の清流にダイブします。真っ青な空を反射して流れる水はひんやりと冷たく、午前中にフル回転で使った脳みそをクールダウン。20~30分ほど川遊びをしてからシャワーを浴びて、お昼を食べたら仕事に戻ります。

「田舎×リモートワーク」のリアル 川遊びと草むしりで叶えるストレス“レス”な暮らし
(画像=お気に入りの川遊びスポット。
釣り人などの先客がいる場合はもっと上流へ行くことも、『BCN+R』より引用)

夕方はウミガメに癒される

夕方になり、ちょっと仕事が煮詰まってきたなと感じたら、また海辺へ。自販機で買った100円の缶コーヒーを飲みながらベンチに座って海を眺めます。

浜のすぐ目の前にはウミガメ博物館(現在リニューアルに向けて休館中)があり、ウミガメが泳ぐ大きなプールは施設の外からでも見学が可能です。ゆったり泳ぐウミガメに挨拶して家に帰ります。この環境が徒歩5分圏内にあるなんて、ラッキーだなぁといつも思います。

「田舎×リモートワーク」のリアル 川遊びと草むしりで叶えるストレス“レス”な暮らし
(画像=ウミガメが泳ぐプール。
アカウミガメとアオウミガメが見られます、『BCN+R』より引用)
「田舎×リモートワーク」のリアル 川遊びと草むしりで叶えるストレス“レス”な暮らし
(画像=夕日を受けて光る漁船、『BCN+R』より引用)