Uber Eatsは何故高い?商品代以外にかかる料金は何?
筆者がマクドナルドからピザーラまで、主要チェーンを9店舗検証した限り、店頭や店舗公式の配達と比較すると、Uber Eatsでの注文は平均69%も定価より高くなることが分かりました。
Uber Eatsでの注文がこれほど割高になるのは、商品代金が高く設定されていることに加えて、以下の料金が上乗せされているからだと言えます。
配達料金(配送手数料)
配送手数料は基本毎回発生し、お店から自宅までの距離や、そのエリアで配達できる人の数、お店の人気度などによって変わります。たとえば、お店が近く人気がないお店の場合は安くなりますが、お店まで距離がある人気店の場合は高くなります。また、雨や台風などの天候や時間帯によって変動することも。配送手数料は、50~550円程度かかります。
サービス料
サービス料は毎回発生する注文額の10%に相当する手数料。つまり、1,000円の料理を注文したら100円のサービス料がかかります。ただし、レストランの従業員が直接配達する場合はかかりません。
少額注文の手数料
少額注文手数料は、注文額が700円未満の場合のみ発生する手数料です。たとえば、500円の料理を注文したら150円の最低注文手数料がかかります。少額で頻繁に注文されると、Uber Eats・レストラン双方の利益が少なくなってしまうため、少額注文手数料が設定されています。
チップ
チップとは、Uber Eatsの配達パートナーに対して感謝や応援の気持ちを込めて贈る任意のお金のこと。全額配達パートナーに支払われます。チップは必須ではありませんが、相場はおおよそ商品価格の10~15%程度。最高額は注文金額の2倍まで、1円から支払うことができます。
Uber Eatsの配達料金はどう決まる?値段が変動する理由とは
Uber Eatsの配達料金は、お届け先までの距離と注文金額に基づいて決まります。また、注文時間帯や天候などに影響されることも。配達員の労力や時間を考慮し、配達料金が設定されています。
お届け先までの距離
お届け先までの距離が長いほど、配達料金は高くなります。これは、配達員がより遠くまで時間をかけて移動する必要があるためです。また、交通状況や待ち時間、配達パートナーの数による「配達調整金額」にも左右されます。
優先配達か否か
Uber Eatsでは、「優先配達」オプションを選択できます。優先配達を選ぶと、通常よりも早い到着を期待できますが、追加料金が発生します。
地域や時間帯の利用者数
地域や時間帯によっては、Uber Eatsの利用者数が多く、配達員が不足して配達料金が上がることも。逆に、利用者数が少ない地域や時間帯では配達料金が下がることもあります。つまり、利用者数の多い地域や時間帯を避けることで配達料金は節約が可能。ピーク時以外に利用したり、優先配達を使わないようにしたりするのも、配達料金を抑えるコツです。
加盟店ごとの設定金額
Uber Eatsの配達料金は、加盟店ごとに設定された金額も影響します。配達料金は距離によって一律ではないため、同じ距離のお店でも店舗ごとに異なる場合があります。
また、一部の加盟店では期間限定のプロモーションや割引を提供することも。アプリ内のプロモーション情報や割引をチェックすれば、お得な料金で節約しながらお気に入り料理を楽しめます。