その時点で踏みとどまっていたら、まだマシだったのかもしれません。しかし、携帯の機種変更をするタイミングで別のクレジットカードを契約しました。

さすがにキャッシング枠を付けるのは気がとがめ、生活費として使うためのショッピング枠のみのクレジットカードにしました。

しかし不運なことに、そのタイミングで競馬・競輪を覚えてしまいました。クレジットカードの現金化によってショッピング枠を使い果たし、気が付いた時には100万円近い金額を1年で使い切っていました。

もはや自分1人の力では返済しきれなくなり、父親に肩代わりをしてもらったのですが、すでにギャンブル依存症の域に達していた私は、半年もたたないうちにキャッシング枠を再びすべて使い果たしてしまいました。

そして結局、債務整理を行うことに。現在は父親と弁護士事務所に返済をしつつ、細々と暮らす日々を送っています。

今では正社員で働きながら副業でアルバイトを行い、ほぼ休みのない日々を暮らしています。生まれ変われるなら、人を壊すようなギャンブルは二度とやりません。

(30代・男性)

今回は、クレジットカードにまつわる悲惨なエピソードについて紹介しました。あなたの周りにも、こうした人がいるか考えてみてくださいね。

文・MONEY TIMES編集部