トランプ氏が法的費用を負担しないことをめぐっては、不満の声が上がっている。

当時ジュリアーニ氏とともにトランプ氏の弁護士を務め、ジョージア州で共同被告となったジェナ・エリス氏は18日、X(旧ツイッター)に、トランプ氏が法的費用を負担しないことを知らされたと明かした上で、「彼が候補者になったら状況は変わるだろうか? では、なぜ今ではないのでしょうか?」と投稿。「なぜMAGA,Incは、みんなの弁護に資金を提供しないのか」と疑問を呈した。

元弁護士らが警鐘

5月にトランプ氏の弁護を離れたティム・パルラトーレ氏は、資金を提供しないことはトランプ氏にとって不利に働くと可能性を指摘した。The Hillの取材に「司法省の標準的な戦術は、被告と証人の金を絞り上げて枯渇させることだ」と述べた上で、人生の蓄えを吸い上げらると「はるかに言いなりになりやすく、流出を止めるならどんな罪でも認めようとする」と加えた。

2018年にトランプ氏と袂を分かった元弁護士のマイケル・コーエン氏は、CNNのインタビューに「はっきり言いたいが、お金のことになると彼は本当に馬鹿で、まだ学んでいない」と指摘。「あんなふうに裏切りたくない3種類の人がいる。弁護士、医師、整備士だ」と述べ、「悪化するだけで、歯止めがきかなくなる」と語った。

ジュリアーニ氏 ジョージア州へ出発

23日朝、ジュリアーニ氏はジョージア州フルトン郡の検察当局に出頭するためにマンハッタンの自宅を後にした。

記者らに「無罪を主張する」と宣言。マグショットを撮られることについて「それもよかろう。20世紀最悪の犯罪者たちを牢屋に送った男のマグショットだ。私のマグショットを撮ることで、彼らは自らを貶めることになる」と強気な姿勢を崩さなかった。