相次ぐ訴訟で資金難に陥ったルディ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長に、トランプ氏が資金調達イベントを企画した。
ニューヨークタイムズの記者がシェアした内容によると、イベントは「アメリカの市長、ジュリアーニ氏を応援する一晩」と銘打ち、9月7日にニュージャージー州にあるトランプ氏のゴルフクラブで開催する。参加費は1人10万ドル(約1,450万円)と高額で、ジュリアーニ氏とトランプ氏を交えたラウンドテーブルミーティングとジュリアーニ氏とのディナーの2部構成となっている。
NEW: Trump will headline a $100,000 per person fundraiser for Rudy Giuliani’s legal defense on 9/7.
— Shane Goldmacher (@ShaneGoldmacher) August 23, 2023
My colleagues @maggieNYT and Ben Protess previously reported Trump had agreed to help attend Giuliani legal $ fundraisers: https://t.co/Lg1M2Bv18L pic.twitter.com/CGNip2wM8C
2020年大統領選挙後にトランプ弁護団を率いて投票不正説を声高に唱えたジュリアーニ氏は、結果として数々の名誉毀損訴訟を抱えるはめに陥った。今月14日にはジョージア州フルトン郡の大陪審によって、トランプ氏と共に起訴された。
トランプ氏の弁護士としての活動費用は、1日あたり2万ドルを要求したものの、旅費以外に支払われていない。トランプ氏は政治活動委員会に集まった資金から、自分を含む複数の人物の訴訟費用として2,100万ドルを拠出しているが、ジュリアーニ氏の代わりに負担したのは、これまでのところ34万ドルに過ぎないと伝えられている。
ジュリアーニ氏はニューヨーク州と首都ワシントンで弁護士資格を停止され、収入も先細りの状態となっている。
NYタイムズが関係者の話として伝えたところでは、ジュリアーニ氏の現在の年収はWABCのラジオ番組の40万ドルと、ポッドキャストやライブストリーミングから得られるいくばくかのお金で、借金をカバーするには程遠いという。先月は、マンハッタンのアッパーイーストの自宅を650万ドルで売りに出している。
なおジョージア州のケースでは、保釈金は10万ドルに設定された。