SR400の車種プロフィール

1978年に登場して以来、長きにわたってライダーに愛され続けたヤマハの名車。デビュー当時から軽快なスポーツバイクという位置付けで、車体の軽さや取り回しのしやすさが好まれていた。2008年の排出ガス規制に対応しきれず一旦は生産終了になったが、フューエルインジェクションを搭載して2010年に再デビューを果たした。カスタムパーツの豊富さを生かして、好みに合わせた幅広い楽しみ方ができる(インプレッション車両は2013年の35周年アニバーサリーモデル)。

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バイクインプレ

車両の特徴

SR400の魅力のひとつが、キックによるエンジン始動。キャブレター時代は始動にコツが必要だったが、インジェクション化されてから始動性が向上し、ビギナーでも安心して乗ることができる。

なお、35周年アニバーサリーモデルの特別装備は、35周年の記念ロゴが刻まれた専用メーター、サイドカバー、ツートーンカラーのシートだ。カラーリングは専用のリーフグリーンとなっている。

エンジン

空冷4ストローク2バルブSOHC、排気量399ccの単気筒エンジンを搭載。最高出力は26ps、最大トルクは29N・m。振動を軽減するためのバランサーを持たないが、インジェクション化されたこともあって大げさな振動はなく、低速域で豊かなパルス感と鼓動感を味わえる。
スムーズに吹け上がり、アクセルを大胆に開けると鼓動感とともに力強い加速を味わうことができる。

足回り

ブレーキはフロントが298mmのシングルディスク、リヤがドラムとなっている。
リヤのドラムブレーキの制動力はさほど高くないが、フロントのディスクブレーキは制動力十分で、減速時のフォークの沈み具合とブレーキの効き加減が絶妙で扱いやすい。