たこ焼きという庶民的な食べ物と、シャンパンというちょっとハイソなイメージの飲み物のミスマッチが面白いところです。

たこシャンに限らず、食べものにどんなお酒を合わせるかは、食のボーダーレス化と共に様々な組み合わせが生まれています。

例えば、マグロのお刺身にブルゴーニュの赤ワイン、ウニのお寿司にソーテルヌの甘口ワイン、四川風の辛い料理に濃厚な日本酒など、次々と面白い組み合わせに出会い、食の深さと面白さにはまっています。

和食には日本酒、肉料理には赤ワインといった、従来の固定観念にとらわれないのが、クリエイティブで楽しいところです。

ミシュランの高級店に行ったり、手に入らない高級ワインを飲むのも良いですが、食事との組み合わせでお酒の偉大な魅力を発見する方が、最近は楽しいと思うようになってきました。

人間の価値観の変化とは面白いものです。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年8月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

【関連記事】
「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
大人の発達障害検査をしに行った時の話
反原発国はオーストリアに続け?
SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
強迫的に縁起をかついではいませんか?