自民党の菅義偉前首相が「ライドシェア」の解禁に向け法改正も含めて党内で議論を進める考えを示したことが話題になっています。
菅前首相がウーバーなどのライドシェア“解禁”に意欲 外国人観光客増でタクシー不足 FNNプライムオンライン

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「ライドシェアの解禁について肯定的か?」と聞かれたことに対し、菅前首相は「私は今そう思っています。これは色んな、党内にも意見があるんですけども、これだけ人手不足になってきたら、そうした方向も必要かなという風に思います」と答えました。
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ライドシェア解禁に向けて期待の声が高まります。
おお!!!菅さんの実務力でぜひともお願いしたい領域。結果として広い支持を集めると思う。
菅義偉氏、自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア」解禁に意欲 #ldnews ELSU75YYjS
— 木下斉 / 好評発売中!「まちづくり幻想」 (@shoutengai) August 19, 2023
これからの日本に必要だということはわかっているのですが、既得権が多い業界なのでなかなか発言する大物政治家はいませんでした。
これからの日本には絶対必要です。“ドライバー不足に悲鳴”自民・菅氏「ライドシェア」国内解禁へ党内議論を進める考え Gn6FHvLLM
— 松井一郎 (@gogoichiro) August 19, 2023
自民党のタクシーハイヤー議連も共産党もそれぞれ別の理由で反対しています。
さすが菅さん。だがしかし、自民党のタクシーハイヤー議連も、共産党もそれぞれ別の正義で大反対。
自民議員『何のためにライドシェアが必要か問い詰めたい』
赤旗『ウーバーのような危険な有償ライドシェア』
いまの菅さんが、この壁を乗り越えれるのか🤔
維新に来られてはどうでしょう? JJrSMKt2oZ pic.twitter.com/iQGOFsLfeD
— 加来たけよし(日本維新の会 衆議院埼玉県第14選挙区支部長) (@Kaku_Takeyoshi) August 19, 2023
そもそもライドシェアの設計思想は日本のタクシー業界とは相いれません。
海外でUber使ったことない人は、その便利さやドライバーと乗客の双方向評価システムを知らないと思うけど、個タクとは設計思想が全く違います。国が2種免許を与えてドライバーの質を担保つつ所管官庁が需給を調整するのではなく、市場原理でそれを達成しようというのがライドシェア。 NYukEt9Klt
— 霞ヶ関女子 (@kasumi_girl) August 19, 2023
ライドシェアには観光立国の浮沈がかかっています。
観光立国の失敗例
・国際線ターミナルの出国後搭乗エリアにコンビニを置く空港・富士山に入山料取らない・宿泊税を取らずホテルだけ儲けて観光公害・外国人向け割高メニューを出さず利益の出ない飲食店・公道マリオカートを規制もせず税金も取らない・ライドシェアを認めずタクシーが捕まらない
— ゆな先生 (@JapanTank) August 17, 2023
ライドシェアには地方の浮沈もかかっています。
タクシー会社はもうかってないから、運転手を低賃金で酷使する。おかげで人手不足だが、規制業種なので競争が起こらない。地方の公共交通機関は赤字で廃止されるので、自家用車のない交通弱者は生活できない。ライドシェアを解禁しないと、地方は壊死する。 JHd2NiliQZ
— 池田信夫 (@ikedanob) August 20, 2023