学校の勉強で一番為になるのは間違えたところはなぜ間違えたか見直し、復習し、繰り返しできるまで練習をすることです。この癖をつけると日ごろの失敗に対してなぜ、ダメだったのか考える癖が出来ます。

これを書いている今、3日間のアニメコンベンション即売会の最中にいます。1日目が終わり、昨年の同イベントと様相が違うことに驚きすら感じています。誰でも知っている主流商品では「推しの子」の瞬間蒸発以外少なく、ディープなVチューバー系、女子はBLのオタク系がコンスタントに出る感じです。同じBLでも「佐々木と宮野」は春で終わったな、という感じだし、「スラムダンク」が思った以上に伸びないです。とにかく来場者の好みのばらつき方が大きいというのが私の分析です。

で、私はどうするか、といえば昨夜、1日目が終わった際にまだ出していない在庫を再確認したので売り場の配置を変え、商品構成も大きく変えるため、これを書き終わったらすぐに会場に向かいます。例えば昨日隠していた「えなこ」の各種画集を客引き用で全面推しします。新海誠作品はかつての宮崎駿作品状態なので過去作品も推します。なぜ、こんな細工をするかといえば会場に来ている来場者は7-8割が3日間の通しチケットを持っているので同じ人たちが何度も友達を連れてやってくるのです。なので展示も商品もすっかり入れ替えて鮮度を保つのです。もちろん、昨日の反省を踏まえての対策です。

また少しでも客と言葉を交わすようにしています。私は男子オタク系担当、もう一人の女性の方には女子オタク系担当で現場に張り付きます。双方意識も盛り上がります!

今の時代、考えることは少なくなってきました。仕事だけではありません。例えば今夜何を食べるかでもスーパーの総菜コーナーか外食か出前と、お手軽になりました。それでは自分で作る能力も備わらないし、コストもかかります。

考えて人生の歩を進める、これが私たちの年齢になるのとふさわしい言葉なのでしょう。失敗をせよ、と言われてももうなかなか出来ないですから、改善することがベストソリューションだと思います。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2023年8月20日の記事より転載させていただきました。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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