ドームテント、2ルームテント、ワンポールテント、トンネルテント……と、テントにはたくさんの種類がある。そのなかで最近注目されているテントのひとつが「エアテント」だ。

金属製やグラスファイバー製のポールの代わりとなるチューブに空気を入れて建てるテントで、設営や撤収が簡単なことからヨーロッパでは人気があり、ひとつのカテゴリーにもなっている。

今回紹介するテントファクトリーの「エアキャビン4」は、そんな人気の“ユーロスタイル”をそのまま展開しているモデルだ。どのようなところに人気の秘密が隠されているのか、さっそくチェックしていこう。

収納サイズはポンプ入りなので少し大きめ

収納サイズは、約78×40×40cm、重量は約17kg。オーソドックスな2ルームテントに比べるとひとまわり大きめだが、エアポンプが入ってこのサイズなら、さほど大きくは感じない。

ちなみに付属のエアポンプは、押しても引いても空気が入るダブルアクションポンプ。大きめなので楽に空気が入れられる。

空気圧がひと目でわかる圧力計も備えられているので、入れる空気の量は一目瞭然だ。

空気を入れてロープを張るだけのスピーディ設営!

では実際に設営してみよう! まずはテントを広げてペグダウン。そして、付属のエアポンプでチューブに空気を入れていく。

柱となるチューブは全部で3本。それぞれに付いているバルブから空気を入れる。バルブは逆止弁を採用しているので、空気が逆流して漏れる心配はない。

バルブにエアポンプのホースをつないで、空気を入れる。1本につき約20回のポンピングで注入は完了する。時間にすると5分ほどだ。力もコツも必要ないので、誰でも簡単に建てられる。

テントの構造は、チューブが平行に3本並んだトンネル型。ガイドロープをしっかり張れば完成だ。

ちなみにフロントのキャノピーのみ、アルミ製ポールを使用している。これで出入り口にヒサシができるので、雨が降ってもテント内が濡れにくく、出入りも楽にできる。

ポールを組み立てたり、スリーブに通したりという手間がなく、フライシートとインナーテントが一体となっているので、思った以上に簡単に建てることができた。

設営手順を動画で見たい人は『Tentfactory(テントファクトリー)エアテントAIRCABIN4(エアキャビン)の設営・撤収』をチェックしてみよう!