高速通信によって、快適にインターネットを利用できる「5G」。すでに5G対応のスマホが登場していますが、まだ使用可能エリアが少ないため、4G通信に切り替わってしまうこともありますよね。ネット上でも「せっかく5Gになったのに、通信が途切れがち…」「サクサク動くかと思ったら、重くなる時間が多い」など、不満の声は少なくありません。
さらに、ささやかれているのが「5Gをオンにしたままにしておくと、通信速度が不安定になったりバッテリーの消耗が早くなる」という説。そこで、iPhone SE(第3世代)のユーザーである筆者が、実際に5Gのオンとオフの状態で1日ずつ過ごし、通信速度の安定感やバッテリー消耗具合を比較。はたして、5Gはスマホにどのくらいの負担をかけているのでしょうか?
実際に、5Gをオンとオフで使いわけてみて、わかったこと!
最初に踏まえておきたいのは“5Gをオフする方法”。まず、「設定」の中にある「モバイル通信」をタップし、「通信のオプション」、「音声通話とデータ」の順で選択してください。
「音声通話とデータ」にたどり着いたら、「5Gオン・5Gオート・4G」のうち「4G」を選べば5Gがオフの状態になります。
5Gをオフにして1日過ごしてみた
では、さっそく5Gをオフにし、1日過ごしてみましょう。充電の状態が100%から80%になるまでにかかった時間をチェックしていきます。
スマホを持って外出した時刻が13時頃で、充電の状態は100%です。電車に乗っている間やスキマ時間などにSNSや動画などを見たり、電話をしたりして、しっかりとiPhoneをフル活用。仕事以外ではパソコンをほぼ使わないので、スマホを利用している時間は比較的に長い方だと思います。
通信速度に関しては、常に「4G」なので、不安定になった印象はほとんどナシ。4Gを使っていた期間が長いせいか、とくに不便なく「いつも通り」という感想です。
20時頃に帰宅して数十分経ったタイミングで、電池の残量は80%に。5Gをオフにした場合、20%ほど減るまでに約7時間かかることがわかりました。