スバルを代表する本格スポーツモデルであるWRX。インプレッサのスポーツ仕様として3代目までインプレッサ WRXを名乗り、4代目からはWRXとして独立しました。
ファン羨望の1台として、カタログモデルはもちろん、数々の限定モデルもスバリストと呼ばれる熱狂的なファンから圧倒的な支持を集めています。
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WRC(世界ラリー選手権)を戦うために生まれたスバル最強のスポーツモデル
何度も顔つきを変えた2代目インプレッサWRX
WRC(世界ラリー選手権)を戦うために生まれたスバル最強のスポーツモデル
1992年10月に発表された初代インプレッサ(GC系)の4ドアセダンに設定されたインプレッサ WRXは、WRC(世界ラリー選手権)に参戦するため、WRXと命名されました。
このWRXは“World Rally Championship”の「WR」と、レオーネなどのスポーツグレードで採用されていた“RX”の「X」を由来としています。
WRXには、インプレッサ最強の2.0Lターボエンジンを搭載。初代からSTI(SUBARU TECNICA INTERNATIONAL)が手がけた「WRX STi」なども設定され、WRCで走る姿を見て憧れた方も多かったはずです。
インプレッサWRX/WRX STIの初代もわずかに中古車市場に流通しているものの、距離を重ねた個体はタイミングベルトなどを交換していても、修理やメンテナンスの費用、手間はそれなりに覚悟する必要があるはずです。
趣味性の高いモデルですので、よほどのファンでない限り手を出さない方が無難でしょう。
何度も顔つきを変えた2代目インプレッサWRX
2000年8月に丸目のヘッドライトが印象的な2代目(GD系)がデビューしました。
その後、2度のマイナーチェンジで顔つきを変えるなど、フロントマスクで苦労した世代という印象を受けます。
WRXは、2.0L(NA/ターボ)とAWDの組み合わせのみで、トランスミッションは5MTと4ATを設定していました。
前後トレッドを拡大し、全幅は1,730mmになり3ナンバーサイズに突入。初代よりも物件数は増えているものの、走行距離を重ねた個体が多く、コレクターズアイテムとして大切に保存されてきたとおぼしき個体は、驚くほど高値になっています。
WRXは、どの世代も趣味性の高いモデルであることを実感させますが、2代目も人気です。3ナンバー化されても現在の基準からすると十分にコンパクトで、費用など手をかけることを織り込み済みで狙う手はあります。