世田谷区の男女共同参画センター「らぷらす」が開設する講座に、批判が殺到している。

この講座は、「離婚をめぐる法律・制度活用講座」とのタイトルで、9月に全2回、女性限定で開かれる。まず、なぜ「女性限定」なのか、という疑問は誰もが抱く。さらに、離婚を助長するかのような姿勢も感じ取れ、シングルマザーを増やす恣意的な講座ではないか、との声が上がっている。

そもそも、この「らぷらす」のHPに掲載されている「募集中の講座」を見ると、そのほとんどが、女性かセクシャルマイノリティ向けである。男性向けもあるにはあるが、このページで確認できるのは、「男性電話相談」のみ。ここまで少ないと、明らかに男性を差別しているようにも受け取れ、「男女共同参画」という看板は、偽りありと言われても抗弁できないだろう。

そもそも、この「らぶらす」の運営は、「社会福祉法人 共生会SHOWA」が行っている。この団体は、昭和女子大学が母体となって設立されたものだ。理事長は同大前理事長で元学長の坂東眞理子氏。