久々に食べるかの有名なガレットは、歯に当てた瞬間ハラハラ崩れ落ち、焼き切れたバターのよい香りが口に残る。もう一つの”かの有名”(=キャラメル)は、かまずに舌と口蓋で挟んでじんわり溶けていく感覚楽しむのが好き。そのまま食べるのに飽きたら、おいしいパンドカンパーニュにこれを乗っけて軽くオーヴンで焼くと、素敵においしいキャラメルトーストになる。
ファーはもっちり、ジューシーで肉厚なプルーンたっぷり。とろけるりんごが入ったタルトの生地はバターの滋味溢れてる。セドラのコンフィがぎっしり詰まったケークは柑橘と粉とバターのよい風味。
これから数日、一体どれだけのバターを摂取するのか・・。これらお菓子の生みの親、ヤニックのみぞ知る。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年6月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?