資産運用を誰かに相談しようと思ったとき、自分より資産額の少ない人には相談してはいけません。

これは、ダイエットのトレーナーが自分より太っていたり、美容外科の先生の肌が荒れていたら相談すべきではないのと同じです。

自分では出来ない人にアドバイスを求めてはいけないということです。

こう書くと一流スポーツ選手が、自分より選手としての実績がない人をトレーナーやアドバイザーとして招き入れているではないかと反論されるかもしれません。

しかし、彼らは選手としての実績だけではなく、メンタル面やトレーニング技術の卓越したスキルを持っており、その能力を評価されているのです。分業化された1つのエリアで突出した実績を持つ人の能力を活用しているのであって、同じ土俵の人ではないのです。

普通の人たちの世界では、そこまで細分化されたスキルは必要ありません。トレーナーやアドバイザーは自分と同じ土俵で自分より優れた成果を上げている人を選ぶべきです。

自分が実現していること以上の成果を周囲に実現することはできない。これが大原則です。

メンタルの世界でも、周囲にいる人たちを幸せにするというミッションを掲げて活動している人をSNS上で良く見かけます。注意しなければいけないのは、その人自身が本当に幸せに生きているかどうかです。