24時間のカウンセリング環境を構築できるサービス3選

新入社員のための特化型パッケージも!「Mente for Biz」

株式会社Medi Faceが提供している「Mente for Biz」は、社員のメンタルを『AIによるチェック』と『プロ人材によるケア』の2ステップでサポートするクラウドサービス。AIメンタルチェックの結果に応じて、必要な分だけプロ人材によるケアにつなげます。この2ステップでアプローチすることにより、人事の負担減・コスト抑制を実現します。

「AIメンタルチェック」は、24時間365日利用可能。PC・スマートフォンの画面上に登場する「AIドクター」からの質問に回答するという対話形式で、いつでも従業員が自分のタイミングかつ自分のパーソナルスペースで、自身のメンタルをチェックすることができます。

現役医師らの監修によって開発したAIを用いており、表情、声、話し方などの非言語情報をデバイスのカメラ・マイクを通して取得することにより、精度の向上を図っています。

また新入社員のための特化型パッケージも用意されており、初めての社会人経験や、配属地による孤独感などにフォーカスしたサポートも可能。このほか、部署ごとのメンタル傾向やメンタルスコアなどの分析を行うこともできます。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000080422.html
公式サイト:https://medi-face.jp/

AIによるハラスメント診断も可能「KIRIHARE AI & HR」

キリハレ株式会社が提供する「KIRIHARE AI & HR」は、AIを活⽤したハラスメント相談窓⼝と⼼理カウンセリングで従業員の心理的安全性の維持をサポートするサービス。2023年6月より、新たなサービスとして「AIカウンセリング」および「AIハラスメント診断」をリリースしました。

同サービスでは、AIによるカウンセリングを無制限で利用でき、より深刻な問題については有料でプロのカウンセラーへ相談することも可能。またAIハラスメント診断では、従業員がハラスメントについての不安や疑問を24時間いつでも相談できます。なお社労士の回答と99%一致する精度のAIを利用しているとのこと。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000120508.html
公式サイト:https://eap.kirihare.jp/

認知行動療法に基づいたセルフケア「emol for Employee」

emol株式会社では、従業員のこころのケアを促進するデジタルセルフケアプログラム「emol for Employee」を法人向けに展開。AIとのチャット会話を通じて、認知行動療法に基づいたメンタルセルフケアを実践します。

セルフヘルプには、人的リソースがかからない、好きな場所で行える、コストの削減など多くのメリットがあり、予防や未病者へのメンタルヘルスケアのみならず、精神疾患治療の領域でも注目を集めているといいます。

従業員一人ひとりがアプリ上でセルフヘルプセッションを実施し、こころの健康の保持・増進のスキルを身につけることで、組織全体のウェルビーイングの実現を目指します。

セルフヘルプ…専門家の助けを借りず、自身の問題を当事者で解決すること

公式サイト:https://emol.jp/employee

過度なストレスはモチベーション低下とメンタルヘルス不調を引き起こし、人材の流出にもつながります。従業員が不安や疑問を持った際に“気軽に相談できる”といったAIのメリットを生かし、社員のメンタル不調を早期に発見できる環境を構築することで、人材の定着にもつながりそうです。

(文・Tsunoda Maiko)