発行が異常に遅い議事録

本定例会での薪ストーブ関連部分について、正式記録である議事録を基に早期に考察を加えたいが、該当議事録の公開が異常に遅く、本稿執筆時点では未だに公開されていない。閉会日が6月28日であったがこんなに遅いものであろうか。

議員経由で確認したところ、6月末に閉会した議会の議事録の公開が9月初旬であるという。

更には次回の令和5年度第3回定例会は9月6日から10月13日であり、前回議事録の公開も覚束ないうちに次議会ということになり、毎回その繰り返しであろうか。

町民が前議会の経緯を把握せぬまま、次議会が開会されるということになる。

議会事務局は3回のReviewをかける為との理由のようだが、それにしても民間人の感覚から見て余りに遅くないかと思う。

まともな一般企業なら議事録やレポートが数か月後ということは余り無いと思う。

しかし何れにしても手元には正式な議事録が無い以上、議会の録画から概要を記しておこうと思い、エディタを起動したところに、令和5年8月7日「はやま議会だより153号」が各戸に配布された。

議会だよりNo153のご案内

結論から言うと、薪ストーブ問題は本号には書かれていない。

2名の議員と町側の答弁を含め合計約20分を超える、大変ちからの入った一般質問の項目であったが、「はやま議会だより」には一言も記載が無い。他の項目はかなり網羅されているが、「薪ストーブ問題」は無い。

これには実は紙面都合の他、大人の事情が有ったが、事情については筆者が知っていればよいことなので本稿では割愛する。

が、筆者は残念な思いが強い。一言でも盛り込んであれば、議論の端緒に付く日が1日でも早まり、煙害解決の日が早まったかもしれないという思いがある。

エコやエシカル、カーボンニュートラルや癒しだと苦情を押さえつけられ、理不尽にも無視され見捨てられ、声すら出せず苦しむ煙害被害者を1日でも早く救済したい。

関係議員諸氏には、今後も精一杯の尽力を大きく期待したい。筆者も最大限の協力をしたいと思い、次シーズンへ向けて既に着々と準備を進めている。

抵抗勢力の存在

県議会議員や町議会議員、町長の身辺調査を進めると、薪ストーブ問題を不都合と思料し「無いことにしたい」者の姿が次第に明らかになってきた。

筆者は以前から数名の町議会議員や県議会議員などに「薪ストーブ問題」を訴えてきた。しかし従前は誰も取り合うことなく完全に無視黙殺されてきた。

この背景を探っていると見えてきた事実がある。

薪ストーブ問題を問題化することに不都合を感じる者の存在が有る。

ある時、事情通に話を聞いた。

薪ストーブ問題は葉山町では不可触扱いだ。富裕層、高額納税者や著名人、移住してきた芸能人などが薪ストーブや暖炉を使用している、また、地元有力者や議員自身も薪ストーブや暖炉を本人又はその関係者が使用している。そして議員の知り合いや友人が造園や工務店、木材業や薪ストーブ販売店など薪ストーブ関係の事業を行っている例があり、これらによる圧力が町役場(町長、議員、職員含め)に掛かっているということで、幾ら問題提起しても全く無駄だ

という。「薪ストーブ問題は触れてはならないことだ」という共通認識が町側にあるというのだが、これが真実であれば全く酷い話である。

そんな葉山町に関係する「薪ストーブ抵抗勢力」を挙げておこう。彼らは議員という立派な公人なのでもう名指しで問題ないだろう。

この図をご覧いただきたい。現在明確に判明している抵抗勢力の相関関係を示す。グレーゾーンについても併せ併記しておこう。

と思ったが、長くなったのでこれも改めて次稿で示し「アゴラ」に記録して残そうと思う。

編集部より:この記事は青山翠氏のブログ「湘南に、きれいな青空を返して!」2023年8月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は「湘南に、きれいな青空を返して!」をご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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