沖縄県の離島間で海上含む2地点間の飛行に成功
日本では、空飛ぶクルマをはじめとする“次世代のエアモビリティ”の供給源となるインフラを構築する株式会社AirX(以下、AirX社)と、その連携企業が空飛ぶクルマの試験飛行に注目が集まっています。
2023年6月、AirX社は株式会社日本空港コンサルタンツ、株式会社 建設技術研究所、空港施設株式会社と共同で沖縄県伊平屋島での空飛ぶクルマの試験飛行を実施し、成功したと発表。
飛行試験では、AirXが所有する空飛ぶクルマの「EHang216」が、沖縄県伊平屋村 米崎キャンプ場〜海を隔てた野甫港までの海上2地点間を飛行。飛行距離は往復約2kmとなりました。
AirX社によると離島間の移動を目的とした実証は国内初で、海上を飛行して2地点間を移動する試験飛行の成功は国内のみならず、アジア初であるとのことです。
これまでの飛行試験は、限定的なエリアの中でのものでしたが、今回の試験飛行は離島などにおける本格実装に向けた一歩となるでしょう。
今後も、世界・日本での社会実装に向けた空飛ぶクルマの飛行試験の動きについて注目していきたいところです。
(文・Haruka Isobe)