どこをカスタムしているの? 費用はどれくらい?

シート

(池田さん)
「K&Hのローシートに交換しています。
他のローシートと比べると、単に座面が低いだけではなく、左右の絞り込みが大きいおかげでガニ股にならず、足を真下におろしやすくなっています。
さらに純正のローシートよりも座り心地がよく、お尻が痛くならないところもいいですね」

新品のシートを購入すると6万円ほどですが、池田さんは中古のシートを3万円以下で購入したとのこと。
中古品は意外と多く出回っているんだとか。

シートジョイント

(池田さん)
「GSにはもともと、純正シートの高さを2段階に変えるためのジョイントが付いています。
そのジョイントを社外品に変更することで、シートをさらに下げることができます」

ジョイントはさまざまなメーカーがリリースしていて、バイクショップやAmazonで購入できるそうです。池田さんは5,500円で購入。

トルクロッド

(池田さん)
「トルクロッドを純正よりも短いアールズ・ギアの製品に交換しています。ここを短くするとリヤホイールの位置が上がり、結果として車高が下がります」

こちらもいろんなパーツメーカーから発売されていて、バイクショップやAmazonで購入可能。
池田さんはアールズ・ギア製のものを約5万円で購入したそうです。

リヤショック

(池田さん)
「純正リヤショックをメーカーに送り、全長が短くなるようにカットしてもらいました。
ただしカットした部分はわずかです。ディーラーと相談して、運動性能を損なわないギリギリの加工をしてもらっています。
加工の具体的な内容は秘密だそうですが、このカスタムについては石川県金沢市にあるBMW正規ディーラー『モトアート・ササキ』さんが詳しいですよ」

作業の流れは次のとおり。
モトアート・ササキさんがリヤショックを外してメーカーに送る。メーカーが加工を行う。その後戻ってきたショックを再びモトアート・ササキさんが取り付ける、というもの。これで費用は4万円弱だとか。やすい!

池田さんからのコメント

この4点をカスタムすると、R1200GSが、ホンダのNC750と同等以下のシート高になりますので、ほとんどのライダーが不安なく乗れるようになります。

もしあなたがGSシリーズに乗りたいと思うのであれば、足つき性を理由に諦めることはありません。

GSシリーズは本当にいいバイクです。
ご自身の体格に合うカスタムをして、ぜひ一度乗ってみてください。