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車のナンバープレートは真ん中になくてもいいの?
車のフロントナンバープレートでは、運転席側(右側)に取り付けられているケースを見かけます。
基本的にはフロントの真ん中に取り付けられるナンバープレートですが、取り付け位置がもともと横にズラされている車があるのはなぜでしょうか?
また、もともとフロントの真ん中に取り付けられていたナンバープレートを横にズラすのは問題ないのでしょうか?
ナンバープレートの取り付け位置が右側になっている車があるのはなぜ?
そもそも、車の性能向上を目的として、ナンバープレート取付位置を左右にずらしているモデルがあります。
代表的なのがランサーエボリューション(Ⅵ以降)です。車両正面に向かって左側(国産モデルでは助手席側)にオフセットされたナンバープレートは、冷却効率の向上や空力性能の向上のため移動されたとされています。
このように、フロントグリルをふさぐ形では、ナンバープレートを取り付けないのが多くのメーカーの指針です。輸入車のアルファロメオなどは、中央にグリルがあるため、左側へナンバープレート取付位置をオフセットしています。
また、軽自動車に目を向けると、少しだけ真ん中からずれた位置にフロントナンバープレートを取り付けている車種が目立ちます。
エンジンルームに非常に限られたスペースしかない軽自動車では、運転席側にエンジン、助手席側にラジエターが配置されている車種が複数あります。この場合、車両下部のグリル穴は、助手席側から中央に向けて開いていることが多く、ここをナンバープレートの取付でふさいでしまうと、走行風が遮られ冷却能力が下がってしまうのです。