道の駅の特徴

高山市は岐阜県北部に位置。全国の市町村の中で最も面積が広く、江戸時代の面影が残る古い街並みや朝市は、飛騨高山を代表する観光スポットとして知られている。『道の駅奥飛騨温泉郷上宝』があるのは、市内最北端の奥飛騨温泉郷エリア。奥飛騨温泉郷は平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高の5つの温泉地からなる温泉郷で、古くから多くの湯治客が訪れる場所でもある。

『道の駅奥飛騨温泉郷上宝』はR471沿いに位置。北アルプスの麓、標高750mの山間にあり、豊かな自然に囲まれている。道の駅駐車場からは活火山・焼岳を望むことができる。道の駅にはオコジョのイラストが使われているが、これは奥飛騨温泉郷のマスコットがオコジョとなっているため。道の駅は物産館、食事処のほか、オートキャンプ場を併設している。

物産館では地場特産品や地酒、土産品を販売。夏季は農産物の直売も行う。特産品では、飛騨山椒や本ワサビ、エゴマ商品、朴葉味噌、赤かぶら漬けなどの漬物が並ぶ。物産館の外では、名物の五平餅を販売。自家製味噌に山椒を加えたオリジナルの味噌を使用しており、甘めの味噌と山椒の香りが相性抜群だ。

食事処はイワナ料理が食べられる「いちすけ」、飛騨牛や奥飛騨シャモ料理を味わえる「たぬき」の2店舗が営業する。イワナは、塩焼きや南蛮漬け、刺身や天ぷらなど、いろいろな調理法で楽しむことができる。

併設の「奥飛騨温泉郷オートキャンプ場」では大自然の中でのキャンプを満喫できる。目の前には渓流釣りのスポットとして知られる高原川が流れるロケーションで、夜には満天の星空を眺められる。サイトは3つのエリアがあり、全て区画分けがされている。全エリアで乗り入れが可能で、バイクは林間サイトか、川に面したサイトのいずれかを利用。温水完備の炊事場、キャンパー専用の無料露天風呂、個別シャワー(有料)、コインランドリーを完備。炭や薪を販売する売店もあるので便利だ。

奥飛騨温泉郷は露天風呂の数が日本一だという。道の駅周辺にある温泉で湯めぐりを楽しめるし、新穂高ロープウェイや乗鞍岳、上高地など山岳景勝地へ向かうスタート地点でもある。R471は川沿いを北アルプスの山々を眺めながら快走でき、長野県松本市と高山市を繋ぐR158は絶好のツーリングルートとなっている。大自然とキャンプを堪能できる道の駅は、ツーリングの目的地にもピッタリのスポットだ。