ヘッドホンをスマホとBluetoothで接続する方法は?
最初に、FS-BTHD01をBluetoothでスマホに接続する方法を確認しておきましょう。
FS-BTHD01の左ヘッドにある電源ボタンを長押しすると電源がオンになり、「ペアリング」とアナウンスが流れてBluetoothのペアリングモードになります。
次に、スマホの設定からBluetoothをオンにして、新しいデバイスを検索します。使用可能なデバイスで「FS-BTHD01」を選択してペアリングを設定すれば、すぐに使えるようになります。
なお、ペアリング手順はXperia 5を使用しています。スマホの機種によっては多少手順が異なることをご了承ください。
FS-BTHD01をスマホとBluetoothでペアリングする手順
なお、FS-BTHD01は2つのデバイスにBluetoothで同時接続できる「マルチポイント接続」にも対応しています。マルチポイントに対応していると、1台目のBluetooth接続をオフにしなくても、すぐ2台目に切り替えられるのが便利です。
設定方法は、まず1台目をBluetoothペアリングした後に、電源ボタン長押しで電源をオフ。再度電源ボタンを長押して電源をオンすると「ペアリング」とアナウンスされるので、2台目のほうもBluetoothでペアリング設定をすればOKです。
ワイヤレス接続の音質は値段なりで悪くはない
それでは、FS-BTHD01を実際に使ってみましょう。FS-BTHD01にはサイズを調整できるアジャスター機能があるので、多少伸び縮みします。
1,100円なので、さすがにハウジング部分の角度調整などはできませんが、実際に装着してみると、ヘッド部分が耳全体を覆う形で密閉度が高く、音漏れにも強い印象です。
左ヘッドにあるボタンの操作感も悪くないのですが、唯一、下のボタンで“音量(+)”、上のボタンで“音量(−)”なのは、思わず「逆だろ!」とツッコんでしまいました。
実際に、FS-BTHD01で音楽を聴いてみましょう。まずはワイヤレス接続から。
ボーカル曲を聴くと全体的にボヤっとした印象です。低音はキレが悪くまとまった塊のような感じで聞こえ、高音も伸びがなくキレが悪い印象です。
ただし、中音はさほど悪くなく楽曲のボーカルは比較的よく聴こえます。
やはり、耳をすべて覆う形になるので、音量を大きくするとバランスよく聴こえ、さらにボヤっとした感じも多少は軽減されます。大音量でボーカル曲を聴くならアリかもしれません。
ちなみに、FS-BTHD01ではワイヤレス接続時の対応コーデックは「SBC」だけでなく高音質の「AAC」にも対応しています。
その切り替え方法は、Bluetooth接続済みデバイスの「FS-BTHD01」の右にある設定ボタンをタップして、「HDオーディオ:AAC」のスイッチをオンにするだけ。
SBCとAACの差は少なめですが、多少音量がアップするのと高音の響きが良くなるので、一度確認してみてください。