目次
5. マリンワールド海の中道の見どころ3:ペンギン
6. マリンワールド海の中道で見られる魚の種類は350種類 3万匹以上!
5. マリンワールド海の中道の見どころ3:ペンギン

かいじゅうアイランドに住むペンギンたちも、マリンワールドの見どころのひとつです。

マリンワールド海の中道で会えるのは、アフリカペンギン(別名:ケープペンギン)。アフリカに生息しているペンギンです。
日本と気候が似ている場所に生息しているらしく、民家の近くを歩き回っているそうです。アフリカの方たちも慣れたもので、ペンギンは家の近くにいる当たり前の存在なのだとか。
家の近くをペンギンが歩いているなんて...想像できない。

ペンギンは、見た目で性別の判断をしにくい生きもの なので、オス・メスを調べるには、DNA検査が必要だそうです。
見た目でどれが誰かわからないと、飼育員さん大変じゃないかと思いますよね。

実は、全てのペンギンの羽にバンドがついていて、それでどれが誰かを把握しています。写真の通り、羽の根元に青色のバンドが。

ペンギンたちがくつろいでいるペンギンの丘の前にある建物の壁には、「ペンギン相関図」が設置されています。
それぞれの名前や性格・関係性まで書かれています。羽のバンドと相関図を見て、お気に入りの1羽を見つけるのも面白いので、おすすめです。
モテモテな子や浮気相手に怒っている子など、人間のような関係性の数々から目が離せません。
ネットから事前予約をすれば、1人500円のエサやり体験(パクパクペンギン)で、通常よりさらに近距離でペンギンを見られます。
開催日は、月・金・土日祝と夏休み期間のみです。興味のある方はサイトをチェックしてみましょう。
ペンギンエサやり体験予約
【見どころ3:ペンギン】
- 会える場所:かいじゅうアイランド・ペンギンの丘(1F屋外)
- エサやり体験:1人 500円 3歳から参加可
- 開催日:月・金・土日祝・夏休み期間
6. マリンワールド海の中道で見られる魚の種類は350種類 3万匹以上!
マリンワールド海の中道では、九州の海流に生息している350種類、3万匹以上の 生きものたちを見られます。
3・2・1階と屋外エリアのそれぞれに展示の特徴があり、お客さんを楽しませる工夫が盛りだくさんです。
階数ごとに分けて、各エリアの特徴をご紹介します。
九州の近海や川に住む魚がお出迎え:3Fエリア

3階は、九州の近海や川の魚に会えるゾーンです。
2階入口からエントランスを抜け、3階へ向かうといきなり目に飛び込んでくるのが、玄界灘をイメージした水槽です。

水槽を見上げると、光が降り注ぐ海の中にたたずんでいるような気持ちになります。

玄界灘の荒波を再現するために、1分に1度 500リットルもの水が一気に流れ込みます。しかし魚たちは、全く気にした様子を見せず悠々と泳ぎ続けていました。

館内を巡り始めてわずか数分で、あっという間に海の世界へ没入できます。

玄界灘の水槽から離れると、見つけたのは「アマモ」という海草です。アマモがいる場所は栄養が豊かで、生態系が整いやすいと言われています。博多湾にも生えているのだそう。

四季で変化するアマモの成長サイクルを再現するために、光の当て方や強さを変えているんだそう。ちょっとした展示にもスタッフさんたちの苦労や工夫が見えます。

各県の海を再現した水槽や佐賀県有明の干潟ゾーンを通過すると見えてくるのは、九州の湧水エリアです。
今までの雰囲気から一変して、鳥の鳴き声や川のせせらぎが聞こえてきます。

ヒキガエルは、絶滅危惧種なんだそう。知らなかった......。
森に雨が降り山の上の方から下へ向かって流れることで川ができ、川の水が海へ流れ込みます。
川の生きものと海の生きものはこんなにも色合いや形が違うのか!と驚きます。同じ水辺の生きものでも全く違う生態を築いているんですね。
ラッコやクラゲ・サンゴに癒される:2Fエリア

3階エリアを楽しんだら、ラッコやクラゲ・サンゴを見られる2階エリアへ移動しましょう。

2階へ向かうときに使いたいのが、このスロープトンネル。ある仕掛けが人気です。

館内を案内してくれているスタッフさんのTシャツが......

光ってる!
白いものはライトが反射して、光って見えるようになっています。

ブルーライトの光を活用したトンネル内部を歩くと、両壁に描かれている絵が浮き出ているような感覚に陥ります。写真を撮りたくなるスポットです。

トンネルを進むと、水深7mの巨大な水槽が出現しました。
外洋大水槽の右上を泳ぐイワシの群れは、約2万匹いるとのこと。キラキラと輝きながら群れの形を変え泳ぎ続ける姿は圧巻です。
現在、5匹のシロワニが水槽の中で暮らしています。とっても長生きで、30年以上生きているシロワニもいるそうです。

外洋大水槽では、1日3回ショーを開催しています。
演目はさまざまで、イワシの大群が音楽に合わせて水槽を縦横無尽に泳ぎまわるショーなど、魅力的な内容が目白押し。

筆者が見たのは、カメラを持ったダイバーが魚たちに近づいて撮影している映像を、大型スクリーンで見せてくれる「ダイバー魚ッチング」です。
ダイバーさんのめちゃくちゃ近くをサメが通過していく様子は、迫力がありました。
深海の生きもの やイルカに目が釘付け:1Fエリア

1階では、深海生物や九州地域にも生息しているスナメリ(イルカの一種)を見られます。
深海生物は、宮崎などの深海の底引き網漁の船に、マリンワールドのスタッフが乗せてもらって、元気だった生き物を連れて帰ってくるそうです。
深海生物が住んでいるのは、太陽光が届かない、水温がとっても低い場所です。そのため、環境変化でストレスをかけないよう、水温は常に5度まで下げて、過ごしやすい環境を整えています。

深海生物エリアを通り向けると、続いて現れたのはスナメリ(小型のイルカ)の水槽です。
北部九州をはじめとした西日本の浅い海域に生息しているスナメリは、湾へ迷い込んできてしまうことがあるんだとか。
マリンワールド海の中道では、お母さんと一緒に迷い込んだのち、残念ながらお母さんが助からなかった子たちを保護しています。

現在は、4頭のスナメリたちが元気に泳ぎ回っています。
イルカってすごく遠くの海域に住んでいると思ってたけど、身近な場所にもいるんですね。
ペンギン・アザラシやイルカに会える:かいじゅうアイランド

1Fの外洋大水槽エリアを通り抜け屋外へ出ると、アザラシ、ペンギンやイルカに会える「かいじゅうアイランド」です。

かいじゅうアイランドは2階建てで、1・2階にまたがる縦長のプールが設置されています。
プールでは、自由に泳ぎ回るアザラシ・アシカやイルカを眺められます。

建物内の注目スポットは、アザラシが通過するトンネルです。
アザラシが通るたび楽しそうにはしゃぐお子さんの声に、こちらまで笑顔になりました。
かいじゅうアイランドの特徴は、かいじゅう(海獣)と身近で触れ合えること。
アザラシやアシカへのエサやり体験ができちゃいます。

2階のイルカプール付近にあるボックスにお金を入れ、エサを購入したら、トングを使ってエサを見せてあげましょう。

小さなお子さん連れや海外からの観光者さんに人気で、エサは14〜15時くらいに完売するとのこと。

アザラシやアシカにエサをあげたい方は、早めの時間に行くことをおすすめします。
そのほか、イルカやペンギンへのエサやりなどの体験は、土日祝日と夏休み期間メインで開催されています。
体験には事前予約が必要ですが、ホームページから簡単に予約できる人気のイベントです。
※体験予約ページはこちら

かわいい海の生きものたちをすぐそばで見られる、かいじゅうアイランド。

イルカのプールを囲む柵もこんなに近い!

飼育員さんが技を教えたり、餌をあげたりしている姿をすぐそばで見ることができます。
筆者が訪れたのは、平日のため体験イベントはありませんでしたが、こんなに近くでイルカやアザラシを見られて大満足です。