ここ最近旧いクルマを見かける機会が多くなった。というのも、世の中がエコ化する中で、旧いモノが見直されその価値がどんどん高まっているためだ。ちなみに今のアメリカでは、’80年代後半の日本車人気も急上昇中で、その価格は急上昇している。

そんな旧車に乗ることは、世間的にはステータスになってきたといえる。そこで、アーバンなオフローダーを探してみる。しかも旧車で。ワゴニア、クラシックレンジもいいけど、よりスパルタンなオフローダーといえるのが、この初代ブロンコ=通称アーリーブロンコなのである。

極上のブロンコを日常の“足”に使う贅沢。

【1974 FORD BRONCO】(写真=FUNQ/Lightningより引用)

今回紹介するのは、’74年式のブロンコ・レンジャー。なんとオリジナルペイントを維持しながら、足周りから機関、内装までをフルレストアした極上な1台だ。この華奢な感じが最高にカッコいい!

(写真=FUNQ/Lightningより引用)

フロントフードとサイドに施されたステッカーが「レンジャー」グレードの証。オーナーの山崎さんは、以前はディフェンダー90の最終モデルを愛用していたが、たまたま1年くらい前に個人売買で入手した。この1台は、『ガレージ弦巻』がオクラホマから輸入してきた1オーナー車で、前オーナーが国内1人目。「手放さずにずっと乗り続けます」と現オーナーの山崎さん。サーフィンから毎日の仕事までどこでもこれで移動するとは、なんて贅沢!

ヤシの木や塊根植物を世界中から買い付け、日本各地に所有するファームで育成し、茨城にあるショールームを起点に個人宅から行政の仕事まで請け負う山崎宣令さんの営む水戸市にある『けしきや』ショールーム。ヤシの木や塊根・多肉植物を取り入れた空間=ガレージやグランピング、エアストリームを使った店舗やホテルなどを提案している(写真=FUNQ/Lightningより引用)