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自転車旅の途中ステーションビバークしてみた
ステーションビバークは怖くない
自転車旅の途中ステーションビバークしてみた
2022年の夏に3泊4日だが北海道を自転車で旅して来た。
その際、上手くキャンプ場にたどり着けずにいたが、ある意味このチャンスを待っていた。
「ステーションビバークができる」
道央の田舎をランドナーで走りながら地図とスマホで無人駅を検索。
はやる心を楽しんでいた。
宿代代わりの缶コーヒー
たどり着いた無人駅はとても清潔で、ヘタなキャンプ場で寝るより快適だった。
時々通る乗客はベンチにもたれかかる僕をジロジロと見ることもなく、そっとしておいてくれる。
田舎の人は寛容だ。
駅自体は無人なのだが隣にお土産屋があり喫茶店が併設されていた。
せめてもの気持ちでコーヒーをいただく。
そのような施設がなくとも、宿賃として缶コーヒーくらいは買ってもいいだろう。
ステーションビバークは怖くない
楽しみだったステーションビバークも、はじめての時はドキドキした。
お巡りさんに怒られたらどうしよう。怖いお兄ちゃんに絡まれたらどうしよう。
180㎝90㎏の僕でもそう感じた。
けれどそれははじめてのキャンプ場での夜も同じだったはず。
布一枚向こうの世界が恐ろしく、寝るどころではなかった。
その恐怖を経験し、乗り越え、朝を迎えた時、また違った景色が見える。
新しい自分に出会える。