UFOは脅威

 グレン・グロスマン下院議員は、証言者3人にUFOは「国家安全保障に対する潜在的脅威」であると思うかどうか尋ねた。グルシュ氏は肯定的に答えたが、政府による墜落したUFOの回収とリバースエンジニアリング計画については、すでに主張した以上のことは話せないと述べた。

 フレイヴァー氏は、太平洋上で見たUFOは深刻な脅威である可能性があると述べた。フレイヴァー氏に加え、グレイブズ氏も彼らが空で見たUFOは驚異的だったと発言。その強烈なGに耐えられる人間はいないと主張した。両氏ともUFOが国家安全保障上の脅威であるという認識を示し、UFO情報の透明性を政府に対して訴えた。

 公聴会に出席した議員らの多くも情報の共有、政府の透明性、UFO情報の収集と分析の必要性を口にした。

 さて、今回の公聴会で米政府は全てのUFO情報を公にするだろうか。それは考えにくい。これは大きな目的を達成するための小さな一歩に過ぎないだろう。今後のさらなる暴露と追及こそが重要だ。 (※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。

(※2)リバースエンジニアリング(反転工学)は、製品の構造を分析し、製造方法や動作原理を調査する手法。

参考:「New York Magazine」「The New York Times」「CNN」

文=S・マスカラス(TOCANA編集部)

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提供元・TOCANA

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