人口減少による人手不足により、日本国内では高齢者に対する雇用需要が高まっているそうです。

70代はおろか80代でも現役で働く人が珍しくなくなっています。

経済協力開発機構(OECD)によれば、65歳以上の雇用者比率は2022年で10.6%と2桁に到達しました。これは、諸外国に比べると極端に高くなっています。

高齢になっても仕事がやりがいで、楽しく現役で続けているのなら問題ありません。

しかし、現実は多くの高齢労働者は、経済的理由からやりたくない仕事をやらざるをえない状態です。

高齢者の求人は、誰もがやりたがらない低賃金の肉体労働が中心となり、肉体的負担から労災が増える原因にもなっています。

体力が衰えているにもかかわらず、炎天下や冬の寒い中、屋外で深夜労働をするのは大きな負担です。

私は、50代後半から自分がやりたくない仕事は、無理にやらないで断るようになりました。

本当にやりたい仕事、すなわち「ライフワーク」は、積極的に続ける。その一方で、お金のための仕事、すなわち「ライスワーク」から足を洗うことにしたのです。

仕事を減らした時間は、旅行に行ったり、ワインを飲んだり、レストランを探したりを好きなことをやっています。

それが可能になったのは、自分がお金のために働かなくても、お金が働いてくれる「仕組み」を作ったからです。