週刊誌的ネタがてんこ盛りの今週ですが、私が気になったのは外務政務官だった秋本真利議員の収賄疑惑。相手は日本風力発電。同社社長と秋本氏らで馬主の組合`を設立。同社長は名前を伏せた上で出資し、組合の経費3000万円を払っていたとされます。これではこの馬主組合の権利が実質的に秋本氏に集中しているようにも見えます。

東京地検特捜部は慎重に調査を進めているとされます。巧妙な手口なのですが、秋本氏が出資協定に基づく資金を負担していない限りほぼアウトでしょう。当の秋本氏は外務政務官を辞職しただけでなく、自民もさっさと離党の予定です。先がわかっているのか、渦中の人になりたくないからか秋本氏は先行逃げ切り体制ですかね?

では今週のつぶやきをお送りします。

市場は夏休みで熱中症か?

北米にも日本にも方向感なく、そして企業決算の反応にも素直ではない、これがこの1-2週間の動きです。企業が好決算を発表しても朝の寄り付き天井でその後利益確定がどどっと出て終値は数%安といったケースも続出しています。この理由に夏休みで市場参加者が少なく、薄商いなことと株式市場に対する不信感が未だ高いことが上げられます。そこでチャンスがあったら売却して現金化するという動きが加速しているように見えます。

本日発表のアメリカ7月の雇用統計は事前予想を下回り、ポストコロナの雇用回復サイクルは終了したと分析され、利上げバイアスも薄れたので株価の反応が良くなるかと思いきや、後場に急落してしまいました。決算が悪かったアップルをはじめ、一部のテック銘柄の決算に失望、暴落売りが重なっています。

一部銘柄の下げ方が極端で個人的な経験からは嫌なムードを感じています。日本株もエネルギー不足で来週あたりがピークとなる決算発表も「良くて株価維持、決算が悪ければ果てしなく売られる」という形成になってきています。

もう一つ、先日の日銀のYCCの緩和修正にも関わらず、円安が止まらないのは格付け機関が「金融政策を正常化すれば日本の経済に打撃があるから格下げする姿勢」が判明したからで金融政策が暗礁に乗り上げた形になっています。

これも酷い話ですが、「格付け機関は永遠のハトを檻に入れて飼うつもりか」と思わずつぶやいてしまいました。6月頃には上がる、上がると言われた日経平均ももたついていますが、熱中症で夢遊病のようにも見えます。着地点が何処になるのか、しばし方向感を探る展開となりそうです。

遅れが気になる大阪万博準備、さてさて

NHKより

そもそも今の時代、万博というコンセプトはよくわかりません。70年代、80年代ならともかく、ここまで進化した人間社会において今後の未来の創造を万博という形で表現することに話題性があるのか、という疑問はあります。