恋愛とは、急に燃え上がることもあれば、ひょんな事から急激に醒めてしまうこともあります。これは、私だけでしょうか?
いつまでも恋愛感情を保ちながら、何十年もパートナーとの付き合いを続けているカップルをたまに見かけますが、私から見ると何ともうらやましい限りです。

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そんな移ろいやすい恋愛に比べ、友情はずっと長く生涯にわたって続いていくもの。これが常識的な考え方です。
ところが、「楢山節考」の作者である深沢七郎さんは、
「友情とは、季節に咲く花のようなもの」
と語っています。
春には春の花が咲き、秋には秋の花が咲く。それと同じように、友情も人生の季節によって誰と付き合うかが変わっていくという捉え方です。
つまり、友情も恋愛と同じように、移り変わっていく人間の感情の中で変わっていくものの1つだと言うことです。
確かに、年齢を重ね、経済力や生活スタイル、さらには価値観は変わってくれば、それを共有したくなる友人の存在も変わってきます。
自分が変わっていき、相手も変わっていくことで、季節に咲く花が変わっていく。